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青春スポーツ小説アンソロジー Field,wind

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また、おれといっしょに走ってくれるか(あさのあつこ「ロード」)。サッカーは気合いだなんて、そんな精神論、いつの時代の話(川島誠「サッカーしてたい」)。走行する自転車チームはひとつの生き物だ(川西蘭「風を運ぶ人」)。去年の開幕戦は、反対側のゴールを守っていた(須藤靖貴「氷傑」)。順位なんてどうでもいい。走る前から思ってた(五十嵐貴久「バトン」)。スケートをやめたいと思った本当の理由は、恋の座礁だった(小手鞠るい「ガラスの靴を脱いで」)。

陸上、サッカー、自転車ロードレース、フィギュアスケート…。人気作家が、青春とスポーツを愛するすべての人へ贈る、爽やかな風。あさのあつこ「ロード」、川島誠「サッカーしてたい」など全6編を収録。




青春スポーツ小説アンソロジーシリーズです。

このアンソロジーシリーズは何作か読んできたのですが、この本は読んでなかったのです。

よく読むのはあさのあつこさんくらいで、後は小手毬さんが何作か読んだくらいで、川島さんもアンソロジーで読んだくらいの知識しかない状態で読みました。

うーん・・・何とも微妙な読後感。

やっぱり短編集で、様々な作家の小説を読めるのは利点でもあるんだけど、物足りないとか、自分とは性に合わないとか思ったりすると、なかなか満足感は得られないんですよね。

スポーツ小説という割に、その描写が少ないのも気になりました。

個人的には、須藤靖貴さんの、「氷傑」が良かったです。
読みやすかったし、スポーツの話と挫折?から回帰していく様子が良く描かれていた気がします。