また、おれといっしょに走ってくれるか(あさのあつこ「ロード」)。サッカーは気合いだなんて、そんな精神論、いつの時代の話(川島誠「サッカーしてたい」)。走行する自転車チームはひとつの生き物だ(川西蘭「風を運ぶ人」)。去年の開幕戦は、反対側のゴールを守っていた(須藤靖貴「氷傑」)。順位なんてどうでもいい。走る前から思ってた(五十嵐貴久「バトン」)。スケートをやめたいと思った本当の理由は、恋の座礁だった(小手鞠るい「ガラスの靴を脱いで」)。
青春スポーツ小説アンソロジーシリーズです。
このアンソロジーシリーズは何作か読んできたのですが、この本は読んでなかったのです。
うーん・・・何とも微妙な読後感。
やっぱり短編集で、様々な作家の小説を読めるのは利点でもあるんだけど、物足りないとか、自分とは性に合わないとか思ったりすると、なかなか満足感は得られないんですよね。
スポーツ小説という割に、その描写が少ないのも気になりました。