No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

「あなた」は、誰の事でもなくて

結局、あなたとは立場が違うの。

だからあなたの「大変」は私にとっては全然大変なんかじゃなくて、あなたが思う程あなたの事態はそんなにどうにもならないような事ではない。

――そう思ってしまうのは、もう、私の一種の病気なんだと思う。

他人より自分が不幸だと思うのは、もう悪い癖のようなもの。

実際、絶対に誰かより自分の方が苦労している度合いは勝っていると思う。

私よりももっともっと大変で酷い目に遭っている人だって五万といるだろうけれど、私よりは大して大変じゃない人だって五万といる。

だからそんな風に他人と自分の境遇の差を、不幸の度合いを比べる事に何の意味もないと分かっているはずなのに。


吐き出す言葉も、自分の指から排出される文字すらも、どれもがもう、嘘みたいだね。


最近全くと言っていい程、誰かにメールを送る事をしていない。

多分、この前の友達とのメールのやりとりで、自分が今言葉を吐き出す度に言わなくても良い事まで言ってしまいそうに――いや、言ってしまったからだ。

あんな風にどうしようもなく後悔するくらいなら、今はもうメールなんて誰にもしない方が送られる側にも、自分にも絶対に良い。


もらっていたメールをずっと放置していた事に気づいて、言葉を紡ぎ出そうとしたら、酷く時間がかかって驚いた。

文章を作るのは好きだし、得意なはずなのに。

どうしてだろう、何で指が止まってしまうのだろう。


気持ちが沈んで、少しだけ回復して、もう大丈夫かなって思った頃に、些細なきっかけでまたどん底まで落とされる。

自分が、案外色々な事をどうでもいいと思っているという事に気付いた。

だけどそうやって逃げているうちに、季節は確実に冬に向かい、あと2カ月で今年も終わってしまう。

そろそろ、本格的に活動を始めなくてはならない。
重い腰を上げるのには、きっかけがないと動かない私だから、まずは外堀から埋めていくことにする。

そして、無理やり自分に発破をかけて、活動を開始しようと思う。


他人の事なんてどうでもいい。

自分の事すら満足に出来ない自分が、他人の事など考える余裕なんて、最初からないのだ。

他人は他人。
自分は自分。


だから、比べたって仕方がない。


だけど・・・きっとあなたには私の気持ちなど分からない。