No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

自分勝手なのは、私自身で。

インフルエンザがはやっている季節。

電車通勤をしていると、あっちでゴホゴホ、こっちでハックション、と賑やかな事この上ない。

しかし、一つ自分の中で許せないと思う事がある。


盛大に咳をしている人に限って、何故かマスクを着けていない……


風邪を引く原因の中で、出来れば一番避けたい原因が、誰かからうつされる事な私ですが、これはどうなの?って思います。

しかも手やハンカチで抑える配慮すらない人は、結構ドン引きします。

会社でも、咳やくしゃみをする時に全く抑えない人が多いのにびっくりするのですが、そういうものなんでしょうか。

しかも、いつも一番に風邪を引いて、盛大に咳をして、周囲に風邪のウイルスを撒き散らし……周囲の人間に風邪をうつし、皆が治った頃に再び風邪を引いているとかどうなの?!って思ってしまいます。

何で風邪をひきやすい人って、大抵決まっているんでしょうかね。

そして、滅多に風邪をひかない私みたいなやつが、最終的に風邪をこじらせて大変な事になったりする不条理な世の中です。

今年の春の風邪の時は、本気で声が出なくなってヤバかったよ。あんな風邪はもう嫌だ。




しかし結局、こういう人は自分の事しか考えていないって事なんでしょう。

化粧が崩れるから、とか。
面倒くさいから、とか。

そういう理由でマスクをしなかったりするんだろうし、周囲の人にうつさないようにっていう気持ちなんて全然ないんだろうなと思うのです。

だから風邪を引いてない人が予防にマスクをしなければいけない世の中なんですよ。きっとね。

でも、私も人の事は言えない人間です。


電車に乗っていると、いかにも今時の若者という男の子や女の子の姿を見かけます。
そんな子達の前に、年配の方や子供連れの母親が立ちます。

すると、9割の確率で皆が席を譲るのです。
「え?!こんな今時の若者が?!」と驚いてしまうような、若者たちなのです。

友達とつるんでいれば、友達と目を合わせ、友達と一緒に立ちあがり席を譲ります。
一人でいる若者だって、席を譲ります。

だけど私は・・・

多分、今時の若者みたいな外見の人から見たら、私の方が席を譲りそうな人に見えるかもしれません。
地味女子なのでね。

それでも私は、自然に席を譲るような事が出来ない人間です。

少なくとも「どうぞ」と声を出して譲ることは絶対に出来ません。

決してそれは恥ずかしい事なんかじゃないのに、どうしてでしょう。
自分が口を開いて、声を出して、一瞬でも誰かの注目を集めてしまうという事に耐えられないのでしょうか。
理由は分かりませんが、恥ずかしいと思ってしまうのです。


なので、私は何も言わずに席を立ってその場から去るか、もしくは自分が座れそうになった時でも、そういう人がいたらあえて座らないという態度を取るくらいしか出来ないのです。

でも・・・

昨日、学園祭ライブの帰りに駅までの送迎バスに乗っていた時の事です。

私は早めに並んでいたので、席に座っていました。
すると真横に赤ちゃんを連れた若い女の人が立ちました。

そこで「どうぞ」と譲れたら・・・どんなにか良かったか。

「ライブ会場に幼い子供を連れてくるってどうなの??」っていう疑問で一杯になりつつ(いや、ライブではなく、純粋に学祭に来たのかもしれないが)、私は結局最後まで声を出すことができませんでした。




そして、バスを降りる時です。

私の前にいた人が、運転手さんに「ありがとうございました」というお礼を言っていたのです。

あ、やっぱり言った方がいいのかな・・・そう思っているうちに私は何も言えずにバスを降りました。
後ろの人もやっぱり「ありがとうございました」と言っていて。


考えてみれば、私は昔から(今でも)、挨拶をするという事がとても苦手です。

それは、母親から礼儀に対してきつく教育を受けていなかった事もあるのだけれど、何故か気恥かしさが勝って出来ないのです。


友達の家に行った時や、誰かにお世話になる時。
一緒に行った友達が、自然と挨拶が出来ていてびっくりします。

私はそれに便乗して挨拶をするけど、そんな自分に違和感を抱いてしまい・・・・


だから付き合っている人の親に会わされたり(私の中では、会「わされる」感覚でした)した時、うまく言葉が出てこない自分は、きっと印象が悪いのだろうな・・・といつも悲しい気持ちで一杯でした。


何でだろうな。

誰かが道端にうずくまっていたとしても、私はそれを気にしつつも声をかける事は出来ない。

誰かが困っていても、自ら手助けしてあげようとなんて出来ない。


時々、自分に鞭打ってそういう事もしてみるけど・・・どうしてもぬぐいきれないこの違和感は何だろう。

心もとないような、地に足がついていないような・・・この奇妙な感覚。


誰かにそっと手を差し伸べてあげられたり、自然と親切に出来る人を本気で尊敬してしまいます。


きっと私は、自分の事で手一杯なのでしょう。
だから誰にも頼らないし、自分自身で解決しようと奮闘して……。

同時に、他人にかまっている余裕がないみたいです。

だけどこれは、結局自分自身が自分の事しか考えていないって事に他ならないのでしょう。

あー本当にどうしようもない。