No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

10月24日(土)サカナクション in 駿河台大学駿輝祭 Live In Syunki Fes 2009~SUNDAI FISHING~

遠かった・・・・・・!

片道3時間。往復6時間
池袋経由で乗り換えて、池袋までは遠く感じないのですが・・・池袋から大学最寄りの駅まで(始発から終点までを乗り継ぐ)、それがまた遠いのなんのって!

ライブ自体は16時からと早い時間だったので助かりましたが、これが夜だったらと思うと気が遠くなるくらいの遠さでした。
地元を12時半に出て、到着したの15時半過ぎですからね。


しかし、それでも遠路はるばる行ったかいのあるライブでした。

学園祭のライブ、今回で実は3度目なのです。

1回目は、明大でフジファブリック、2回目も神奈川の厚木にあるなんとか大学で、フジファブリック
3回目が今回のサカナクションでした。

私大で設備が良い明大ですら、あまり音は良くなかったんです。
2回目のライブなんて、本当に音が抜けてってしまう感じで全然音が良くなくて(そしてこの頃から志村さんの声が出ていない感じになってきたのもあるけど)、送迎バスも有料だったし、台風が直撃して土砂降りの中雨に濡れて寒くて最悪だったんですけどね(苦笑)

・・・・・・だから今回も全く期待していませんでした。

駿河台大学なんて聞いた事もないし、埼玉のくせに辺境の地にあるし、体育館でしょ?
どうせ音も悪いんだろうな。
それに、1時間やればいいほうか?

なんて具合に。

全く期待していなかったせいでしょうか・・・
その期待を完全に裏切ってくれた今回のライブでした。

結論から言います。

良すぎた! 鳥肌が立った! 大満足だった!!!


という言葉に尽きます。

しいていうなら、携帯使用禁止だったのと(携帯をいじっていたら、電源切って下さいと切るまで監視された・・・)、体育館の場所が分かりにくく、案内が不親切だったという所くらいですかね。悪かったのは。

駅からの送迎バスも無料だし、乗り場も分かりやすく案内されていて、そして何より今回のライブの音響や照明の素晴らしさと、完成度の高さは称賛に値すると思います。
悪かったのを差し引いてもお釣りが返ってくると思うくらいです。

まあ、そんな前置きは良しとしましょうか。
とりあえず演奏した曲を(あまりにも沢山やってくれたので、覚えきれませんでした。他の方のライブレポを見ても、私がこの曲をやったよな?と思うやつが入っていなかったので、自分を信じて自分の記憶通りに書きます!)




セットリスト(多分この順番だったような・・・という曖昧なセトリ)

Ame(B) 
ライトダンス 
インナーワールド 
サンプル 
minnanouta
ナイトフィッシングイズグッド 
アムスフィッシュ
三日月サンセット 
夜の東側 
あめふら 
フクロウ 
ネイティブダンサー 
セントレイ
涙ディライト 
アドベンチャー 
白波トップウォーター 

(アンコール) 
GO TO THE FUTURE

※アムスフィッシュがやったようなやっていないような・・・っていう感じなんです。やってなかったかなあ。。記憶が・・・



今回は、サカナクションの「シンシロ」のツアー以来のワンマンライブであり、そしてサカナクション初の学祭ライブだったとのことで、

「持ち時間をめいっぱいもらいました! 今日初めてサカナクションを見る人にも分かってもらえるような、サカナクションの全てを詰め込んだライブにします」

というような事を、一郎さんが言ってました。

本当に今のサカナクションを網羅した!、集大成、的なセットリストでした。素晴らし過ぎる・・・!
前半は、前に行ったSTUDIO COASTのセトリと流れが完全に一緒だったので、これで終わっちゃうのかな・・・と思っていたのですよ。

すると、その一郎さんの発言と、まだ前半戦なのか!こんなに演ってくれて!という感激で思わずニヤケました。

そういえば、私はまだ彼らのファンになって日が浅いので、一郎さんの名字が思いだせなくてライブ中に集中出来なくて参りました。

「山・・・うち、じゃなくて。山・・・ざき、じゃなくて。山・・・山・・・山なんていうんだっけなあ・・・」

とそんな事を思いながら見ていた訳ですが、
なんですかね。そのへんのライブハウスよりよっぽど音響も素晴らしかったですよ。そして効果的な照明。

いや、ほんとなめてました。

とにかく彼らのライブは、「ダンスミュージックとロックの融合」という私なりのイメージがあるのですが、まさに。

ちょっとしっとりした曲なのに、何故か踊れる。

そして一郎さんが歌いながら観客を煽ってきて、気付いたら皆カルト的な集団のように(笑)、一体になってジャンプし、手を振り上げ、手を叩き、笑いあっている。

私も前の方で飛び跳ねたかったー!なんて思いながらまったり見ていた訳です。




「今日は時間を一杯もらったので、MCの時間も長いんですけど、某バンドのボーカルから『学祭なんだから、学生時代の話をすれば?』って言われたんですが、あ、小出君なんですけどね?」

と一郎さん。
あ、ベボベと仲良いんですね!知らなかった。

「僕は若い頃に自分の道(音楽)を見つけちゃったので、大学は行ってないんですが、学生の頃は音楽と本ばっかり読んでましたね」

あー!だから小出さんと話が合うのか(笑)?
とか思いました。


自分が信じた道を突き進んで、こうして音楽っていう自分の好きな事を続けて、プロのミュージシャンになれた事が本当に嬉しい、
みたいな事とか。

メンバーそれぞれが、草刈さんは一度は社会人になったのにこうしてミュージシャンとしてやっていたりだとか。
岡崎さんは●MVで働いていたらしい、とか。
岩寺さんの実家が銭湯をやっていて、二階にある居住スペースまで熱がくるので、夏は物凄く熱いとか(「東京に来ても、あんまり熱いって感じなかったですね」と言っていた)。


そして、アマチュア時代に学祭で「なんか演奏してくれ」と言われたけど、待遇がかなり悪かったが、今回は「控え室に、コーヒーとかおやつが沢山用意されてて、かなり待遇が良いんです」と(笑)


本編最後の曲をやる前に「次で最後の曲です。でも、ちゃんとアンコールも用意されてますからね(笑)」と宣言通り、アンコールがあって。

サカナクションの業界裏話」的な謎のコーナー?で、

「アンコールで皆が手を叩いて待っている時に、一体僕らが何処にいるのかって思いますよね? 実は、ただ舞台袖で待機しているだけですから!」

という一郎さんの言葉に、思わず噴き出しました(笑)
そ、そうだったんだ・・・!

控室に戻ったりして、着替えたり飲み物を飲んだりしているのかな?って私は想像していたのですけど、音楽業界こえー(笑)




という訳で、このセトリ、ボリュームで、約1時間30分程のライブでしたが・・・この満足感は何だろう。
聞いてて何度鳥肌が立った事か!

そして三日月サンセット白波トップウォーターは、彼らとの出会いの曲でもあるので、まさか聴けるとは思いませんでした。

夜の東側もほんっっとに格好良かったです!!!


サカナクションは、どのメンバーも個性的で力強い音を出すのが好き。
特に、べんべん鳴り響く草刈さんのベース!
ね・・姉さん!一生ついてきます・・・!って思うくらい、べらぼうに格好良いのです。

そして、男子3・女子2というバランスが、実はとても良い事に気づきました。

男声コーラスと、女声コーラスのどちらにも対応してるし、数人でコーラスすれば声のハーモニーが素晴らしい。
一郎さんのライブパフォーマンスも神!神の領域!

鍵盤弾き(一応)の私としては、岡崎さんの演奏する姿から目が離せませんでした。

ああ・・・
凄いバンドです。感無量!




バス乗り場で待っていると、「なんか最初の頃、客の盛り上がり方が宗教じみてたよなあ」と言っているカップル(男)がいました。

まあ、スムルの徳田さんだって教祖のような素晴らしい言葉を下さるけどね。

バンドの熱狂的なファンは、誰もがそんなもんよ、とか心で思いながら。

一郎さんの煽りと、ノリの良い客あってこそじゃないかな。
あれだけ素晴らしいパフォーマンスを見せられたら、そりゃもう、踊り狂いたくもなりますわ。


そして18時前に大学を出たのですが、家に着いたのは21時過ぎでした。
途中池袋のタワレコでPlentyのCDを買いに行きました。
こちらもなかなか期待以上です。


久々のライブ、本当に本当に大満足でした!
拙いレポですいません。