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プール

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日本の家族から離れ、タイ・チェンマイ郊外にあるゲストハウスで働く母・京子を訪ねてきたさよだったが、そこで暮らすオーナーの菊子、従業員の市尾、タイ人の子供・ビーとうまく馴染めずにいた。しかし彼らと数日を共にすると、自分を置いていってしまった京子と自然に向かい合うようになる―




監督:大森美香
出演:小林聡美/加瀬亮/もたいまさこ/伽奈/シッティチャイ・コンピラ 他
原作:桜沢エリカ

ヒット作『かもめ食堂』、『めがね』を生み出した制作スタッフによる新作。人気漫画家、桜沢エリカによる原作を基に、小さな“プール”の周りに集まり住む人々の暮らしを描く。監督は『デトロイト・メタル・シティ』など数多くの映画・TV番組の脚本を手がける大森美香。また、前2作に続き、小林聡美が娘
と離れて暮らす母親役として主演を務める。




今日まで休みをもらっているので、映画を見に行こうと決めていました。
オークションで映画のチケットを\1,200で落札した訳ですが、平日朝一の回は\1,200だったらしいです。
ちなみに、朝一9:30の回で見た私でした・・・。

かもめ食堂「めがね」のスタッフということで、今回も見てみようと思った訳ですが。
このシリーズは「めがね」で初めて作品を見た訳です。

でも、その中で一番この作品が自分は好きかも知れません。

「めがね」は、何となく主人公の自分探しという印象だったのですが、何となくなじめない感じ。
雰囲気は嫌いではないんだけど、最後まで主人公には共感できなかった感じだったのです。

でも、今作の「プール」は、母親との微妙な距離感に悩む娘という存在がいることで、映画の魅力がぐっと増している気がしました。

モデルさん?なのかな、娘役の伽奈さんは演技は全然上手くないのですが、逆にそれが皆となじめていない、という微妙な距離感とマッチして、不自然さは感じませんでした。

小林さん、加瀬さん、もたいさんはもう何も言うことがないくらい自然。

特にもたいさんの存在感は何でしょう。
こういう風に歳を取りたいと思う人、その2(ちなみにその1は八千草薫さん)です。


伽奈さんの、黒髪ベリーショートに、細長い手足がとても綺麗。
スカートから伸びる足が細くて美脚でした。

着ていたワンピースが、スイーツ柄だったのが可愛かったです。


そして、一番いい味を出していたのがタイ人のビーを演じていた、シッティチャイ・コンピラ君。
たどたどしい日本語や、歌声が良かったです。


プールの綺麗な水が、キラキラと太陽の光で反射している。
はためく洗濯物。
美味しそうなご飯。
タイの街の活気。

猫が自然にご飯を食べたり、柱に爪を立てたりしているシーンが可愛らしかったです。


うーん、自分、疲れてるんですかね。
今回は本当に身にしみました。

憧れのスローライフ、ここにあり。