映画の優待チケットの期限が今月までなので、観に行って来ました。
薄給メタボで恐妻家のサラリーマン・須賀は、鬼嫁から500円のお小遣いをもらい満員電車で会社に向かう。通勤途中の駅で虎の子の500円を落とした彼は、拾ってくれた優しい女子高生の涼子に一目ぼれしてしまい、勝手に彼女を守ることを決意する。その事を幼馴染のチンピラ・村岡に相談するも、「いまどきの女子高生は乱れてるぞ」と一蹴される。
おまけに、彼女が書いたらしいブログには、彼女の淫らな日々がつづられていて…。
おまけに、彼女が書いたらしいブログには、彼女の淫らな日々がつづられていて…。
きっと何かの間違いだと思いたい須賀。
須賀の勤めていた塾の元生徒で引きこもりの大和を巻き込み、三人は涼子を守る為に動き出すのだが―
須賀の勤めていた塾の元生徒で引きこもりの大和を巻き込み、三人は涼子を守る為に動き出すのだが―
何だろう。
何回も涙が出てきてしまいました。
涙腺緩くなってるのかな・・・。
何回も涙が出てきてしまいました。
涙腺緩くなってるのかな・・・。
感動モノという訳ではないのです。
どっちかといえば、コメディと言うべきなのかもしれません。
どっちかといえば、コメディと言うべきなのかもしれません。
だけど、何故か泣けた。
メタボで、薄給で鬼嫁のご機嫌を伺いながら、毎日500円のお小遣いをもらって生活している冴えないサラリーマンの須賀。
そんな男が、満員電車の中である日偶然見かけた女子高生。
お年寄りに席を譲るその姿。顔は見えない。肩から提げたバッグには天使のキーホルダーが付いていた。
そんな男が、満員電車の中である日偶然見かけた女子高生。
お年寄りに席を譲るその姿。顔は見えない。肩から提げたバッグには天使のキーホルダーが付いていた。
そしてまた別の日。
その子の顔を一目みたくて降り立ったホームで、大胆に転倒した須賀に「大丈夫ですか?」という声をかけられる。
そして須賀はその子に恋をしてしまった。
その子の顔を一目みたくて降り立ったホームで、大胆に転倒した須賀に「大丈夫ですか?」という声をかけられる。
そして須賀はその子に恋をしてしまった。
そして決意する。
「彼女をこの嫌な世の中から守ること」を。
「彼女をこの嫌な世の中から守ること」を。
最初は突拍子もないヒーロー気取りの冴えない男なのですが、本当に悪い奴らに付けねらわれるようになった女子高生を救うために動き出す彼らは、何故だか凄く格好よいのです。
昨今イケメンヒーローものが溢れておりますが、ヒーローが格好良くなければ駄目なんて、誰が決めた!と言いたい。物申したい!
情けなくて、格好悪くて、だけど彼女を守るためならどんなリスクだって背負う覚悟を固めて。
彼女の前に登場するシーンも全然決まらなくて、本当にダサくて格好悪いのに・・・だけどそういう生き方があってもいいんじゃない?
そう思えました。
格好よくないヒーローは、この人にしか出来ないなって思ったくらい。
若干ヒキコモリの大和を演じたAAAの人が棒読み気味ですが、まあこれくらいなら許容範囲。
脇を固める俳優陣の素晴らしさも特筆すべき点でしょう。
特に岩手弁を喋る鬼嫁役の寺島しのぶの演技は凄かった。存在感有りすぎです(笑)
あと、女子高生役のあのポッキーに出てるCMの子。
CMを観ている限りかなり苦手な印象を受けたんですが、この映画では自然の可愛さが出ていて素敵でした。
CMを観ている限りかなり苦手な印象を受けたんですが、この映画では自然の可愛さが出ていて素敵でした。
キサラギの「如月ミキ」といい、ヒロインの可愛さを際立たせる撮り方(?)が上手い監督ですね。
うん。
面白かった!
面白かった!
「キサラギ」の時のような展開を期待している人には、少しだけ物足りなさも感じるかもしれません。
でも、スピードがあり次々に変わって行く展開はいっそ爽快で、飽きることもなく「あれ、もう終わりなんだ?」と思ってしまったくらいでした。
たまには、格好悪いヒーローものも観てみませんか?
オススメです。
オススメです。
映画館に着いたのは30分前くらいだったのですが、入り口の外にまで列が出来ていて・・・
3分の2がこのどちらかの映画目当てだったみたいなのに、全然関係ない映画を観ようとしていた自分や他のお客さんは、無駄に並ばされて・・・。
しかも優先的にチケットを買えるっていうのも上映時間の5分前とか上映時間くらいじゃないと誘導してくれないとか結構ありえない・・・。
結局上映時間になってしまって、途中から入場する事になったりして・・・
どうにかならないものかと思いました。
どうにかならないものかと思いました。
そういえば、自分が見たい映画を結構着々と制覇してきました。