さっさと大人にならないボクらの、キュートでハッピーな小ライフ。双子のミカとユウスケの昨日・今日・明日・オトトイ。すっぱい涙の向こう側には。
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伊藤たかみさんの本です。
これは児童書の分類になるのかな?
元々この作家さんを知ったきっかけというのが・・
高校の図書室の前に貼ってあった掲示板に、紹介記事が貼ってあったことでしょうか。
その写真の映りが良くてですね。
かっこいい!と思って気になってました。
そして、本のタイトルとかも気になる感じで(「リセットボタン」「ロストストーリー」「卒業式はマリファナの花束を抱いて」)
でも、ずっと読む機会がなかったんです。
で、読んでみたのが「ミカ!」
という本です。
自分の中で児童書がマイブームになっていたときですねえ。
これは、うん・・良かったです。
主人公ミカとユウスケは双子の小学生。
野球やサッカーは見るのもやるのも好きで「オトコオンナ」と呼ばれるミカと、スポーツはあまり好きではなく、本を読んだりパソコンをいじったりする方が好きなユウスケ。
双子なのに正反対の二人。
ユウスケの語りで物語は進みます。
大人になることへの戸惑い、不安、焦り。
体はどんどん大人に近づいて、だけど気持ちはまだ子供のままで。
そういう気持ちがうまく表現されているというか。
でも、私的には続編として出されている「ミカ×ミカ!」の方が好きかな。
恋愛とは縁遠いと思っていたミカが、中学生になって恋をする。
気持ちの揺れとか、心理的描写、中学生のあの頃特有の甘酸っぱさ・・?
なんていうか、引き込まれるように読めたかなあ。
図書館で、児童書じゃない伊藤さんの作品が何冊か置いてあった。
読んでみようかな。
あ、というより新作で出ていた「ギブソン」という本が気になる。
バンドの話らしい。
これは読まなきゃ!じゃない?!
明日島本理生さんの本と一緒に買ってこよう。