No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

空へ向かう花

イメージ 1

ハルとカホは違う小学校に通う、6年生。接点などなかったふたりが、運命のいたずらによって引き寄せられる。心に傷を負った少年、少女、そして彼らを見守る大人たち。それぞれが懸命に、前を向いて歩いていく――

*-*-*-*-*-*-*

小路幸也さんの本です。

あと1冊で完全制覇だ!と思っていたら、ところがどっこい、早くも新刊が出ているではないですか!
早速予約してようやく読みましたよ。

うん、少し久々に小路さんの本を読んだ気がするけど、この人の文章はとても癒されるなあと実感しました。

但し、今回もいつものように設定が似ているのが気になりました。

自殺・暗い過去・虐待・殺人・・


女の子を殺してしまったハルが、ビルの屋上から飛び降りようとしていたところを、偶然助けたカホ。
そんなカホも、実の父親から暴力を受けていた・・


ハルが起こした事件は、最後の最後まで説明されません。
事故なのか、事件なのか、誰が悪くて誰が悪くないのか・・。

複雑な気持ちになりましたが、やっぱりラストはちゃんと前向きに終わるのでほっとしました。

やっぱり小路さんの作品、大好きです。