ハルとカホは違う小学校に通う、6年生。接点などなかったふたりが、運命のいたずらによって引き寄せられる。心に傷を負った少年、少女、そして彼らを見守る大人たち。それぞれが懸命に、前を向いて歩いていく――
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小路幸也さんの本です。
あと1冊で完全制覇だ!と思っていたら、ところがどっこい、早くも新刊が出ているではないですか!
早速予約してようやく読みましたよ。
早速予約してようやく読みましたよ。
うん、少し久々に小路さんの本を読んだ気がするけど、この人の文章はとても癒されるなあと実感しました。
但し、今回もいつものように設定が似ているのが気になりました。
自殺・暗い過去・虐待・殺人・・
女の子を殺してしまったハルが、ビルの屋上から飛び降りようとしていたところを、偶然助けたカホ。
そんなカホも、実の父親から暴力を受けていた・・
そんなカホも、実の父親から暴力を受けていた・・
ハルが起こした事件は、最後の最後まで説明されません。
事故なのか、事件なのか、誰が悪くて誰が悪くないのか・・。
事故なのか、事件なのか、誰が悪くて誰が悪くないのか・・。
複雑な気持ちになりましたが、やっぱりラストはちゃんと前向きに終わるのでほっとしました。
やっぱり小路さんの作品、大好きです。