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虹色ほたる 永遠の夏休み

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1年前に父をなくしたユウタは、夏休みに思い出のダムを訪れた。突然の雷雨に足をすべらせ気を失ったユウタが目覚めると、目の前にはひとりの小さな女の子とダムに沈んだはずの村が…。永遠の夏休みを描いた感動ファンタジー

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川口雅幸さんの本です。

上野の駅ビルにある本屋さんに行く度に、多分去年にも見たことがあった記憶があるのですが・・
いつもお薦めとして平置きされているので、今度こそタイトルを覚えて絶対読んでみようと誓っていたのでした。

文庫化されているようなのですが、生憎図書館には単行本しかなくて。
しかも通常のサイズより若干デカイ(笑)

それでも読んでみたいので借りましたよ。私はー!

うーん、悪くはないけど。


何だろう、この人の小説の書き方。

物凄く私の書き方と似てません?!笑

私も伊達に沢山本を読んでいないわけではないので、何となく分かりました。
この人、あまり文章の書き方が上手くないです。はっきり言って。

描写が、だって私が書く描き方とめちゃくちゃ似てますよ。
これはどうなんだろう(笑)


でも、ダムに沈んだ村小学校最後の夏休みタイムスリップとか、そういう設定は結構好き。

虹色ほたるが出てきた時点で、ラストはきっとこうなって奇跡が起こるのだろうな、と安易に想像は出来たけど、なかなか悪くないです。

ただ凄く違和感があったのは、小学校低学年の割に妙にしっかりした言葉を話す大人っぽいさえ子が、どうしても小学校高学年位に思えてしまったことでしょうか。

主人公の男の子も、小学六年生の割にはしっかりしてた気がして。

それと、五百円札のある時代のはずなのに、あまり古さを感じなかったのもやっぱり描写が弱いということなのでしょうか。


と、文句ばっかり言っていますが・・

小学校の頃の長い長い夏休みの、楽しかった思い出が蘇ってきたような気持ちになりました。

これは多分、案外大人が読むと泣けるかもしれません。
私は泣いてませんが(まだまだ子どもって事でしょうか?)