町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。
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湯本香樹実さんの本です。
本屋さんに行く度に、何処でもポップで一押しされているのを見ていて、前から気になっていたんです。
ようやく読みました。
ようやく読みました。
・・周囲の評判、本屋での推し具合から結構期待をしていたのですが・・
まあまあかな、という感じでしょうか。
まあまあかな、という感じでしょうか。
小学校六年生の少年たちが、「死」を考える。
「死」とは何か?
「死」とは何か?
仲間の一人が、一人暮らしの老人の「死」を見届けようと観察しようと提案する。
老人の生活を観察しながら、しかしいつしか交友関係が始まり―
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おじいちゃんと孫、っていう設定に非常に弱いのですが、この作品もなかなかそんな感じでした。
何だろう、だけど・・
どうにも最後の最後まで話の中に入っていけなかったのは、どうしてなんだろうなあ。
どうにも最後の最後まで話の中に入っていけなかったのは、どうしてなんだろうなあ。
老人の唐突な死は、読み手である私にもあまりに唐突に感じてしまって、何だか最後までぼんやりとした印象を受けてしまった。
うーん、それだけ私が年を取って、現実的になったせいなのか。
・・ただ、亡くなったおじちゃんを思い出しました。