No-music.No-life

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変わる町並み、変わらない思い出。

今住んでいる所は賃貸アパートではあるが、私の中で自分の家という実感が未だに湧かない。
もうこの家に住んで数年経つが、夢の中で出てくるのはいつだって10年以上住んでいたあの一軒家なのである。

貧乏だった私の家が、どうして割に大きな家を建てられたのかというのは未だに疑問である。

挙句、結局手放す事になったのだから結構笑えない。

まあそれはいいとして。


今日、たまたまその家の近くを車で通った時、当時と大分様子が変わっていた事に驚いた。
田んぼの中を突っ切る、車一台分しか通れない農道。
田んぼに囲まれ、家がポツポツとあるだけだった、小学校の通学路。

今ではスーパーやコンビニ、パチンコが立ち並び、更に家が沢山建てられてすっかり風景が変わっていた。

今でも鮮明に思い出す小学校の頃の思い出。
夏の暑い日、田んぼに水を流す装置みたいなものがあって、その水に触れて暑さをしのごうとしたり、田んぼからおたまじゃくしを取ってきたり。

田舎で、家と田んぼばっかりのあの家の周りは・・今ではすっかり変わってしまった。

思い出だけは妙に色鮮やかで、何だか少しセンチメンタルな気持ちになった日だった。