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クジラの彼

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人数あわせのために合コンに呼ばれた聡子。そこで出会った冬原は潜水艦乗りだった。いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。そんな彼とのレンアイには、いつも大きな海が横たわる。恋愛小説作品集。

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有川浩さんの本です。

ああ、この人が大人に支持される理由を垣間見た気がしました。
だって私、有川さんの書く恋愛小説がもろツボですもん。

作者曰くいい年した大人が活字でベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!と豪語するように、とにもかくにも・・

ベタ甘恋愛小説集


です。
恋愛小説というか、自衛官との彼や彼女を取り巻く恋愛模様をこれでもか!という位にベタ甘に書いている。

多分男子は違和感あるかもしれませんけど。
有川さんは、女子がこうあってほしいと思う男子像を描くのが上手い。上手すぎる。

あれだよね。あれ!
夕立に降られてハプニング的にお泊りになってしまった男女がいて、で、男のアパートな訳ですよ。舞台が。
で、着替えがないから男の大きなパジャマでも何でもパーカーとかをね?
彼女が着るんですよ。
「ぶかぶかだ~」
とか言いながら。
で、あれです。
小柄な彼女なんですよ、勿論。
で、それを着てる彼女は袖がもうあまりまくっているわけです。サイズが全然違うわけです。

それを見た男子が、「抱きしめてえ!」とか思っちゃう感じの(たとえ長すぎ?)ゴク甘っぷりです。

私・・大好きです。このパターン。
何ていうか、女子が萌えるこんな恋愛をさらりと書いちゃってる感じです。

図書館戦争シリーズが記憶に新しいですが、ゴク甘のルーツはここにあったのか?と。
自衛官との恋というのが、またとても珍しいジャンルですよね。

友人が自衛隊の彼と付き合っているので、この本を薦めたくなりました。

ああ、久々に本を読んでときめきました(笑)
萌えたい女子にお薦めいたします。