今日、一人ではるばる六本木まで行って、観に行ってきました。
東京では3館でしか公開されていなくて、しかもうち2館は金曜で終了してしまったのです。
六本木でも今週までなので、気になる方はお早めに。
六本木でも今週までなので、気になる方はお早めに。
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フードコーディネーターの小暮ももは、古びた大きな木造の一軒家に父親と二人で暮らしている。
父と母は離婚し、作曲家である父も多忙で家を空けることが多い。
父と母は離婚し、作曲家である父も多忙で家を空けることが多い。
ももは嗅覚がない。
けれども、あえてフードコーディネーターという道を選んで日々を過ごしている。
けれども、あえてフードコーディネーターという道を選んで日々を過ごしている。
その日も、父はパリに出かけていて不在。
こいびとの聡を呼び、翌朝ご飯の準備をしていた時にきなくさい予感がする。
こいびとの聡を呼び、翌朝ご飯の準備をしていた時にきなくさい予感がする。
呼び鈴がなり、ドアを開けるとそこには見たことのない若い女性が立っている。
「小暮かりん、25歳です」
突然尋ねてきて、更にずかずかと家に踏み込んできたかりんは突拍子もない言動や行動ばかり。
父に尋ねると、かりんはももの実の姉なのだという。
言葉を交わしても会話が成立しない。ウンチクを延々と語る。部屋のありとあらゆるものを几帳面に色分けして整頓する。
そして廊下に紐を通し、街灯のポラロイド写真を飾る。
そして廊下に紐を通し、街灯のポラロイド写真を飾る。
その写真は、かりんにとって「音符」なのだという。
1枚かけている街灯の写真を探すためにここにやってきたのだという。
1枚かけている街灯の写真を探すためにここにやってきたのだという。
一人っ子だと思って育ってきたかりん。
そして離婚した母は死んでおり、自分の嗅覚が利かないのは自分のせいなのだとかりんは言う。
そして離婚した母は死んでおり、自分の嗅覚が利かないのは自分のせいなのだとかりんは言う。
だからお詫びがしたい、そのために子守唄を完成させてももに聞かせてやりたいと言うのだ。
「ワタシのたったひとりの妹ですから」
自分にずかずかと踏み込んできて、言動も行動も理解不能な姉。
苛々し、敬遠していたももだったが・・それでも少しずつ何かが変わり始めていく-
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75分の短い映画です(そのせいか、1200円でした)。
でも、密度の濃い映画だったと思います。
でも、密度の濃い映画だったと思います。
過去の回想シーンとかでも、それが原因でいじめられていたり、母の死に気付けなかったりと一見したら物凄く重い内容。
なのに、それだけでは終わらせない。
そういう演技でした。
そういう演技でした。
気丈に振る舞い、一見孤独の陰など見えない。
けれど姉の出現によって、少しずつ心の奥底が透けて見えてくる。
けれど姉の出現によって、少しずつ心の奥底が透けて見えてくる。
この映画、オススメです。
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それにしても、客の大半が男だったのは何故?
しかも、何か年齢層高い!
しかも、何か年齢層高い!
女子が私を始め、数人しかいなかったよ。
何でだろう?
1日に1回しかやってないのと、六本木でのみ公開だったせいもあって、満席でした。まあ小さいスクリーンだったのもあるけど。