No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

ちーちゃんは悠久の向こう

イメージ 1

昨日、いつもお世話になっているるいちゃんと一緒にこの映画の日舞台挨拶で、林遣都君を見て来ました!

いや~これ、林君を観れなかったら・・はっきり言って2千円も出して見る程でもない映画でしたよ。
申し訳ない。。酷評させて頂きます。

これから楽しみにしていると言う人は読まないで下さい。ぜひ。

---

ちーちゃんとモンちゃんは、仲の良い幼馴染み。高校生になっても相変わらずいつも一緒だ。
昔からオカルト好きのちーちゃんと共に、「学園七不思議」を探ることになったモンちゃんは、ちーちゃんの笑顔を見ているだけで幸せになる。
穏やかな毎日が、ずっと続くと思っていた・・

しかし、二人の周辺で摩訶不思議な出来事が起こり始める。
モンちゃんが抱える「秘密」、そして二人を待っていた予想外の結末とは・・

---

出演:林遣都/仲里衣紗/高橋由真/波瑠/堀部圭亮/西田尚美 他
原作:日日日(あきら)
監督:兼重淳

---

(ここからは・・)

ネタバレありまくりです。
ツッコミまくります。


①まず、映画のタイトルやHPを観た時点で、何となく予想出来てしまうヒロインが死んでいるという設定

そして、林君演じるモンちゃんは、最初から死んでいる事を分かっていたのか?だとしても、モンちゃんには何でちーちゃんの姿が見えて、触れることが出来て、ちーちゃんの作ったお弁当を食べられて、話すことが出来るのか?

幼馴染という強い絆で結ばれているから?


モンちゃんは、後半ではちーちゃんが死んでいるということに気付くような展開なんですが、この線引きが凄く曖昧。

最初から気付いているような感じでもないけど、気付いてからも隠している感じがない。
何処か不自然。

それに、ちーちゃんと廊下で話しながら歩いている姿を見て、周囲は何も思わないのか?
そういう描写がないのはこの設定がばれないために?

意図が分からないです。



脳梗塞でダブリのクラスメイトの女の子の存在が、全然生きてない。


この人物を入れようとするならば、もう少し二人と絡ませるべきだったのではないでしょうか?

霊感が強いと噂されているという設定なので、多分彼女にはちーちゃんが見えているのであろうが。。その割には、気付いていないふりなのかみえてないのか?と態度が何とも言えない感じだったし。


モンちゃんには、それについて何度となく言葉を投げつけているので多分見えているんだろうなあとは思うのですが、物語の中盤くらいで何か重要な絡みがあるのだろう・・と期待させておいて、結局あっけなく脳梗塞で急死してしまうのはいかがなものか。

出した意味があるのかがいまいち不明。


③モンちゃんの家庭事情(離婚問題に揺れる家族)が全然話にプラスされていない。


モンちゃんが家に帰ると、一人で酒を飲んでいる父(仕事にはちゃんと行っているらしい)がいる。

一言二言の会話のみ、要所要所に入るこの場面なのですが・・
何やら母が男を作って家を出てしまい、離婚届けをつきつけられているらしい状況のようだ。


しかし・・

父は日中仕事、モンちゃんも学校に部活に・・母がいないという割には、こ綺麗過ぎる家の中が不自然。

それに、実際離婚している家族に育ったものとして言いますけど・・リアルさがないよ、これは。

モンちゃんがこれによって悩んでいるっていうのがあまり出てなかったし、この設定は必要だったのかが私にはよく分かりませんでした。


④剣道部の意味はあるのか?


モンちゃんを好きになる先輩と絡ませたかったのだろうが、3年の主将らしき人ににらまれて罰を与えられてしまうのには、何かあるのかな?その先輩と付き合うのかな?

と思わせておいて、2年の部長の先輩と何かがあった・・

何か流れが自然じゃないんだよなあ。

そして、もうどうしようもないほどに、この2年の先輩の演技が下手でびっくりした。
miniとかのモデルをやっている子らしいですね、今作がスクリーンデビュー。

でも、太田莉菜だってもっと上手かったよなあ、69の時も。

凄い勢いで棒読みです。
久々に見ていて苦笑いしてしまいました。


⑤ちーちゃんの喋り方はどうなの?


物凄く舌足らずな喋り方で、見ていてうがー!ってなってしまう感じでした。
この仲さんが元々こういう人なのか?と思ったら、違うらしかったですが。

実際舞台挨拶で謎が解けて、凄くサバサバした女の子でした。
こっちの方が好きだなあと思ったくらい(笑)

で、幼少時に死んでしまったちーちゃんがそのまま高校生に体だけ大きくなってしまった、という設定だったらしくそういう演技をしていたそうなのです。

言われなければ分からない・・

映画でこれはいかんよなあ。・・これは監督としてどうなんですか?


---

あとは、手を怪我している父がドアをノックする時に、怪我をしている方の手でノックをしようとしていたのも驚きましたし(苦笑)

色々と突っ込みたいところは沢山。

先輩といい、クラスメイトといい、今時そのパーマははやりなの?私が今時を知らないだけなの?!と思われる謎の髪形があまりにも不自然に見えたし。

エキストラの皆さんだと思われる学生が、どうみても高校生じゃないでしょ!あんた!とツッコミたくなる人が写ってたりしてて・・


山梨でのロケだったようですが、あまりその自然の美しさだとか情景の良さが出し切れていない気がしました。

あと、映像がぶつ切れするのが気になりました。
ええ?いきなりここで切れちゃうの?みたいな。

とりわけ、フレッシュな林君と仲さんという二人は下手じゃないので余計に勿体無さを感じてしまいました。


何が悪いんだろう、これは・・

と考えたら止まらなくなる映画でした。

---

しかし、舞台挨拶があるということと初日ということもあり、満員で立ち見の人もいましたね。

舞台挨拶では、林君に黄色い声で「キャーキャー」言っている人が沢山いて、熱狂的ぶりに驚きつつ。

一番見ていて初々しかったのは、ちーちゃんの幼少時役をやっていた子役の子の挨拶だったな。
凄く可愛かったですわ~。


それと、どうでもいいけど写真撮影禁止だっていうのに、携帯で撮っている人が多いのに呆れました。


林君の好きなタイプは?とインタビュアーが言った時に


「常識的な人が良いですね」


と林君が答えていて、インタビュアーは「会場にいる皆さんみたいなっていうことですね」と無理にまとめてたけど、何処が常識的なんだよ!と突っ込みたくなりました。

---

こんなことなら、ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂの方が良かったのかもしれないと思いました。
これも観ますけどね。

とりあえず・・林君の次回主演作DIVE!!が楽しみです。


余談。

この映画が微妙だったので、人のセックスを笑うなを観ようと意気込んで渋谷に行ったのだが・・
15時と18時の回のどちらも完売とのことで、来週リベンジです。

キャストがいいから、こっちは内容が悪くても・・何とか文句言わないで済む・・?かな?

いや、良いかもしれないしね。
期待しておこう。