とある春の日。
南の島の小さな町に小さなバッグを一つだけ手にした眼鏡をかけた一人の女がやってきた。
不思議な魅力を持ったその女は、サクラという。
不思議な魅力を持ったその女は、サクラという。
サクラは、毎年この時期になるとバッグ一つでやってくるのだ。
時を同じくして、この町に降り立ったのはタエコ。
大きなトランクを引きずり、アバウトな手書きの地図を手に宿へと向かっている。
大きなトランクを引きずり、アバウトな手書きの地図を手に宿へと向かっている。
出迎えたのは、宿の主人・ユージと飼い犬のコージ。
翌日、宿で朝を迎えたタエコの傍では微笑をたたえたサクラの姿があった。
何故だか毎朝、彼女はタエコを起こすのだ。
二度寝をして、ふと音楽に気付いて目を覚ましたタエコは、音楽の元を辿って浜辺へと足を向ける。
その中には子供達とユージの姿があり、あのサクラが中心となり何やら不思議な体操を踊っている。
朝ごはんの時、タエコは尋ねる。
「さっきのあれは・・何なんですか?」
どうやら、サクラが考えた体操らしい。
毎日あの体操をしているのだという。
毎日あの体操をしているのだという。
早くも場違いな場所に来てしまったのでは?と不安がよぎる中、宿周辺でぶらぶらしている高校教師のハルナも加わり、不思議な人々と生活を共にするようになったタエコ。
そんなタエコに、周りの人間が問う。
「携帯電話の繋がらない所に行きたかったんです」
と、意味深に答えるタエコ。
しばらくすると、タエコを先生と呼ぶ青年・ヨモギが宿へやってきた。
サクラの自転車の後ろ、海辺の小さな小屋でふるまわれるカキ氷、打ち寄せる波、透き通る海、晴れ渡る空。
何もない、たそがれるしかない町で彼女が見つけたものは・・・
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おさるさんお薦めの映画、気になって観に行ってみました。
公開されて一ヶ月位経っているにも関わらず、結構観に来ている人が沢山いました。
ストーリーは?と問われると、一口に言えない。
なのに2時間近くある映画なのに、ダラダラとした印象は受けない。
なのに2時間近くある映画なのに、ダラダラとした印象は受けない。
まったりしているのに、何処かできりっと引き締まっている印象を受けたのです。
まあ、眼鏡好きの私には登場人物が皆眼鏡というのは萌えな訳なんですが(特に、加瀬亮の眼鏡はたまりませんな・笑)。
そういうのを抜きにしても、日々に疲れている人が見たら心が洗われるのではないでしょうか?
少なくとも、私はそうだったので。
少なくとも、私はそうだったので。
まったり、まったり。