仙台に越してきた椎名は、引越しの荷物整理の途中隣人の河崎と出会う。
河崎は、同じアパートに住む引きこもりの留学生・ドルジに一冊の広辞苑を贈るため、「一緒に本屋を襲わないか」と椎名におかしな計画を持ちかける。
河崎は、同じアパートに住む引きこもりの留学生・ドルジに一冊の広辞苑を贈るため、「一緒に本屋を襲わないか」と椎名におかしな計画を持ちかける。
関わりたくないと思いつつ、結局椎名は計画を実行し、本屋襲撃は成功した。
しかし・・そこには河崎とドルジ、ドルジの恋人で河崎の元カノの琴美の悲しい物語が隠されていた・・
椎名はそのストーリーに、知らぬ間に飛び入り参加していたらしい。
椎名はそのストーリーに、知らぬ間に飛び入り参加していたらしい。
果たして彼らには一体何が起こったのか?
過去と現在が交錯する-
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泣いた。
バカみたいに何回も。
バカみたいに何回も。
原作を読んだ私は、あの話をどうやって映像化するのだろう?と疑問に思いました。
琴美が語る二年前と椎名が語る現在という二部構成になっていた原作。
しかしこれを映像化した瞬間に種明かしがされてしまう…
しかしこれを映像化した瞬間に種明かしがされてしまう…
いやいや、いらん心配だったようです。映画では早めに種明かしがされます。
嫌でも分かってしまう結末。
予測しているにも関わらず、あまりにも切なくて悲しい結末へと物語は展開する
。
嫌でも分かってしまう結末。
予測しているにも関わらず、あまりにも切なくて悲しい結末へと物語は展開する
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椎名を演じる濱田君の自然なおもしろさで会場でも笑いが起きて、どこまでも真っ直ぐな琴美を演じる関さんに涙して、「河崎」を演じた瑛太の孤独や苦しみが伝わってどうしようもなく苦しくもなった。
笑って泣けて、最後はちょっとほろ苦い…一度にこんなに沢山の感情が押し寄せてくる映画も珍しいですよ。
何度でも観たい、そんな映画に出会えた気がします。
お薦めです。
お薦めです。
仙台に行きたくなりました。