潔く柔く[3]

交際は順調かと思われた亜衣と真山。
しかし真山が忘れられない女「カンナ」と再会して以来、連絡が途絶える。
耐え切れず会いに行った亜衣に対し、真山は冷たい言葉で突き放して・・－

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いくえみ綾さんの「潔く柔く」シリーズ第３巻。

２巻の「真山＆亜衣編」から、「一恵＆清正編」を収録しています。
ちなみにハルタ編です。

＜一恵＆清正編＞

１４の春、初めて話した人・ハルタは１５の夏にいなくなってしまった。

想いを告げることもなく、ただその想いだけが残った。

笹塚一恵（いちえ）と春田一恵（かずえ）は、同じ名前がきっかけで話すようになった。

しかしハルタには、可愛い幼馴染・瀬戸カンナがいて、決して報われない思いを漫画にした一恵。

その漫画の中では、幼馴染のカンナが自分自身として描いてある。

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そんな事を思い出したのは、高校３年の春だった。

そこで、同じクラスになった小峰清正がハルタのいとこであることを知る。

そしてあろうことか、あの漫画を見せることになったのだが・・・

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同じ漢字の名前を持つ一恵にとっては、きっと運命だと想ったに違いありません。
それでも、うまくいくはずのない思いを胸に秘めたまま、ハルタの死を聞いた時は、どんな気持ちだったのでしょう。

次の４巻で、清正との友情関係が発展していきます。

久々にこういう純真で真っ直ぐな女の子を見て、気持ちが良くなりました。

５巻が今月末に発売になります。
楽しみ☆