No-music.No-life

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幸せが、怖い。

本当に悪い癖だと思うのだが・・
こう立て続けにいいことばかり起こると怖くなってくる。

そもそも、10代の頃に期待をしては裏切られというのを父親に散々されてきたから・・必然的に自分は幸せになれない。という思いを抱くようになってしまったのだ。

「いつかきっと、改心してくれる」

「今はこんなだけど、何とか家族関係は再生される」

「贅沢な暮らしなど望まないから、普通の家庭になれる」


沢山の期待を抱いては、その都度裏切られてきた。

その結果、父への不信感は募り、

「期待などしても、報われないのなら期待なんかしては駄目だ」

という思いが強まっていった。

結果、何をするにしても期待とは裏腹に「どうせ上手くいきっこないし」という思いが芽生えるようになったのだ。

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そのせいか、こうたて続けにいい方向へと物事が進んでいくと怖くなってしまう。

「今はただ、偶然が重なっていいことばかりが起こっているだけだ」

とか、

「この幸せは長く続かない」

だとか、心の中で自問自答が繰り広げられる。

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内定が決まったこと。
仕事が辞められること。
彼氏といい関係のまま、別れて違う道を進む事が出来たこと。
病気が快方に向かっていること。
いいレビューが書けて、それを認められたこと。
人との繋がりについて、最近とてもいい方向に向かっていること。
母の体の調子が良いこと。


新しい職場で上手くやっていけるのか?ということ。
このままスムーズに辞められるのか?ということ。
もう誰かと付き合うことが出来ないのでは?と思うこと。
また病気が悪い方に進むかもしれないという不安。
私には良いものを書けないのかもしれないという迷い。
所詮他人との繋がり、と思ってしまう心。
またいつ母の体の具合が悪くなるのかも分からないという恐怖。


対照的な思いの中、それでも私は心の片隅で期待をしてしまう。

きっとこれからも沢山の良い出会いがあって、色々な人と付き合って成長して。
自分自身のやりたいことをこなせるようになりたいし。
新しい環境で自分を成長させたいと思う。


でも、いつものパターンでよいことは長くは続かない。

そんな風に思う自分は、やはりネガティブだなあと感じて思わず苦笑する。

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先程、同期の子に辞めることをメールで伝えた。

直接会って伝えようと思っていたのに、口の軽い上司が話してしまったらしい。
あり得ない・・

それならば早く伝えねば!と思い、メールをしたら電話をかけてきてくれて少し話した。

「内定おめでとう」

邪気のない声で、彼女は言った。

「辞めたいと思っても、何も行動していない自分に比べて・・よく頑張ったね」

と付け加えて私にそんな言葉をかけてくれた。

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いつも相談に載ってもらっていた同僚の方に、今立て続けにいい方向に向かっているということを伝えると

「何だか、今までずっと空回りして動けずにいたけど・・だんだんいい方向に回り始めてるんじゃない?
きっと良い方向に進んでいくよ」

というような事を言って、とても喜んでくれた。


ああ、もう何だか泣けてくる。

こういう人との支えがあって、私はここにいるんだなあ。

ずっと一人だと思って孤独に戦い続けてきた。

けど、ちゃんとその戦いを見守ってくれる人がいて、今の私がいるんだ。

そう思わないといけないな。

そして、自分が成長できるように・・

一歩一歩、前に進もう。
自分のペースで。