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夜のピクニック

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「並んで一緒に歩く。ただそれだけなのに・・・どうしてこんなに、特別なんだろうね。」

高校最後の大イベント歩行祭
夜を徹して80キロを歩き通す。

歩行祭では、友人たちと他愛もない話をしたり、恋の話をしたり・・
生徒それぞれが色々な想いを胸に、この歩行祭に参加する。

そんな中、甲田貴子はこの歩行祭で一つの賭けをしていた。
誰にも打ち明けず、たった一人での賭け。

クラスで一度も話した事のない西脇融に話しかけるということ。
親友である美和子、ニューヨークに引っ越してしまった杏奈にも言えず、ひたすら隠し通してきた事。

そう、貴子と融は異母兄弟なのだった!

腹違いの二人の、同い年の兄弟!

貴子も、融も、誰にも言えない秘密。

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貴子を敬遠しながらも、いつも目で追ってしまう融。
そんな融を、親友の忍が勘違いをしている。
融は、貴子のことが好きなのでは?と。

同じく、貴子の友達の梨香や千秋、高見も貴子が融の事を好きなのだと勘違いしている。

しかし、それを否定するものの、二人は明確な答えを言えないのだった。

60キロを、1000人の生徒達と一緒に並んで歩いていく。
一歩一歩と足を進め、途中で投げ出したくなるのを抑えながらひたすら歩いていく。

残り20キロ。
思い思いにそれぞれが歩く「自由歩行」
貴子は、違うクラスの親友美和子と一緒に歩くことを決めている。

日付が変わる頃。
学校一のマドンナ、内堀亮子が融に告白することを知った貴子たち。

と、何とかその告白を阻止しようとする忍たち。

日付が変わると、融の誕生日。
亮子の告白を邪魔しながら、皆で缶コーヒーを片手に融の誕生を祝う。

「お誕生日、おめでとう」

「おお。ありがとう。」

(↑うろ覚えだけどそんな感じ・・・)

言葉を交わすものの、それだけでいいのか?
と物語の空想の人物が言う。

貴子は、未だ気まずさのある融との関係を諦めようとしていたが・・

そこである意外な人物が歩行祭に現れる。
そして・・・!

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ニューヨークにいる杏奈からの不思議な手紙。

去年、おまじないをかけておいた

杏奈の言う、おまじないとは?

そして、皆揃ってゴールすることが出来るのか?

貴子は融と話せるようになるのか?

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一言で言えば、ほぼ、原作通りという感じでしょうか。

主役の二人、貴子役の多部未華子さんと、融役の石田卓也さんの台詞がとても少なかった。
なのに、二人の表情や動作、全体的な雰囲気から醸し出す役は、本物の貴子と融だった。

気まずさを残すために、お互いにあまり喋らないようにしたと言います。

凄いですね。
あの、ぎこちない打ち解け方は本物だったなあ。

何か凄い人たちが出てましたね。

郭智博さん(リリィ・シュシュのすべて/花とアリス(先輩役の活躍が記憶に新しい)
貫地谷しほりさん(スウィングガールズ(のトランペット奏者)/ドラマH2)
西原亜希さん(ダンドリ。/SuikaのイメージキャラクターとしてCMに出演)
加藤ローサさん(mini等雑誌のモデルやCM出演/いちばんきれいな水主演)

などの豪華キャストが素敵です。

あまり西原さんとか加藤さんは好きじゃなかったのですが、少しイメージが変わった感じ。

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とにかく、こんなに爽やかな学園モノを観た事がない!
とか言い切れちゃいます。

何だろう・・。

爽やかで、繊細で、多分高校生最後だからこそ輝いているんだろうな・・
って感じるくらい、本当に素敵な映画だった。
(原作がいいのだが)

もっと上手い言葉があるはずなのに、出てこなくて悔しいです。
でも、あのCGはあまりいらないと思いました・・。