最近よく思うのは、運命っていうやつは本当に存在するのかもしれないという事だ。
この人と出合ったのは運命だ、とか自分はこうやって死ぬ運命だったんだ、とかそういうのではなくて。
運命という言葉とは、ちょっと違うかもしれないな。
なんていうのかな。
生まれながらにして持ってきた宿命というか。
そんな事を考えるきっかけになった事というのが、私の唯一無二の親友の恋の話を聞いた時だと思った。
その子は、同姓の私から見ても可愛いし、彼氏に尽くしてあげられるタイプなのだ。
気が利いて、それでいて人一倍心配性で、優しい。
なのに何故か男運が悪いのだ。
彼氏が出来ても、相手が浮気したり裏切りったり・・とにかく酷い。
話を聞いている自分すら男に嫌悪感を抱いてしまうような程に。
大して可愛くもない人とか、同姓から見てもあんまり好かない子だとか、そういう子の方が逆に彼氏がいて、しかも凄く幸せそうなのは何故?
彼氏と別れても間を置かずに新しい彼氏にめぐり合える人とか。
何だかんだで、家庭環境や経済的状況、友達関係、仕事関係に置いても常に順調な人や。
本人にとっては、「結構大変」なのかもしれないさ。
しかしね、じゃあ自分の状況って何?
親友って何なのよ?
生まれながらに、こういう運命を持って生まれてきてしまったんじゃないかな?とか。
あまりにいい事が起こらない時は、本気でそんなことを思ってしまうんだよ。
ただの被害妄想?
うん、そうかもね。
でもさ、本当に神様なんかがいるとしたら・・・あまりにも不公平過ぎやしないかい?
物事を深く考えすぎて、あることない事不安に怯えたり臆病になっている自分みたいのがいる一方で、そんなの気にしないって毎日を楽しく過ごせる人。
何事にも恵まれた状況にいるのに、現状に満足できない人。最低限の世界の中でもがいている自分。
自分だけが幸せになれないんじゃないか?って時々本気で思うよ。
だけど、運命なんてもんが本当にあるのなら
赤い糸の先に繋がる運命の人に会ってみたい。
そんな馬鹿な事を考える。