No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

外見と中身って・・・(その一)

トラックバックっていう機能があんまりよく分からないのですが。
ちょっとこちらの記事に感化され、書いてみようと思いました。

見た目、ってそんなに重要なんでしょうか?
やっぱり不細工よりは可愛い方がいいし、他人から見てもうらやましいと思われる容姿をしているに越した事はないかもしれない。
だけど、
かっこいいから、可愛いからもてるのか?人から好かれるのか?
外見も良くて、性格も良い、特技や才能にもずば抜けていて、誰からも好かれる・・なんて人ほとんどいないですよ(しかしいないとは言えないのですが。実際いるんだよな。可愛いくて優しい友達が!)

具体例として、私の体験を示してみようと思います。

自分は・・コンプレックスの塊です。そして恐ろしい程にマイナス思考であり、あまり幸の多い人生ではありません。

小さい頃からとにかくおとなしくて、他人と関わるのが苦手でした。
友達もやっぱり未だに多い方ではないし。
それでも、いじめられたっていう事はなかったんです。
でも、皆が「すきま風さん(当然の如く仮の名ですよ・笑)は○○だから、○○だよね?」みたいな。文字に表そうとすると難しいのですが、
「あなたはおとなしくて喋らないんだから、私達みたいにこういうことはしないよね?」
だとか
「あなたは真面目(グループに属して)だから勉強出来るよね?」
だとか
変な特別扱い(差別)を受けていたのを感じていました。

小学校の時は本当に友達も学年に2、3人しかいないし人と喋らないので、女子のグループからも浮いていたし、いつも気を遣われているのが辛かった。
だけどまだあの時は、何事にも鈍感で。この違和感について考えた事もなかった。
今となっては息苦しかった学校生活も、あの時はどうして耐える事が出来たのだろうか?

あの頃の私には親友と呼べる存在などいなかったんです。
心置きなく付き合える人がいなかったんです。
だからかな、深く考えるきっかけもなかったのかもしれない。

そして中学。
嫌な事も辛い事も、数えきれない程沢山あったけれど、それでも今となれば私の青春時代の一番輝いていた時だったんじゃないかな、と思うんです。

中学校1年の時までは、相も変わらずおとなしい人間でした。
だけど、心も少しずつ成長して来たのかな?
クラスの子が本当にいい子ばかりだったので、人と関わる事は、そんなに悪いことじゃないかもと思えてきていました。

しかし事件が起きました。
この事件以来、私のマイナス思考は止まる事はありません。

部活動が吹奏楽部だったと言うのは、以前にもちらっとお話しました。
文化部って、楽なイメージで、上下関係の厳しさとかもあんまりないようなイメージじゃないですか?

だけど、起こってしまったんです。
ある日突然、一つ上の先輩達から無視されるようになりました。
私が一緒にいた友達は、先輩から目を付けられている子でした。そしてやはり部内で先輩達がその子を呼び出し集団で苛める(暴力沙汰ではないけど)という事件が起こった後だったと思います。
そのせいなのか?
友達の影響?それとも私は気付かぬうちに何かしてしまったんだろうか?

何点か思い当たる節がありました。
悪口を聞かれていたのかな、とか。
友達がピアスを開けているという話が、噂話になり・・私が開けているとでも勘違いされているんだろうか?
理由など分からず、中1の二学期後半~三学期一杯にかけて、挨拶をしても無視され、陰口を叩かれ、あざ笑われ、自分は訳の分からないまま・・・ただただ耐え続けました。

それでも転部をしなかったのは、運動が苦手なのと、やっぱり音楽というのは・・少なからず癒やしになっていたのでしょう。

そんなことがあっても、相談できる相手がいませんでした。
それ以前に、人と関わることが恐くて仕方なくなっていました。

他人と話をしていても、「この人は私の事が嫌いなんだろう」という前提の上で話をしていました。
全くの関係のない人からも「私は嫌われている」と思うようになりました。
人と、目線を合わせる事が出来なくなりました。

自分の容姿(当時、髪の量が多いことにすら悩んでいたのだが)を誰かに冗談でからかわれたりするだけで傷付き、自分の声が大嫌いになったのもその頃です。
未だにそのコンプレックスだけは根強く残っているのは・・・

友達(声が高い)と一緒にいる時に部活の先輩がいる。
「さようなら」
と挨拶をする。
友達と同時に声を出すと、はもってしまう。
そして先輩達は友達が通った時にだけ挨拶を返す。
私には返さない。
残るのは私の低い声のトーンだけ。
嫌でも目立ってしまう、低いトーン。

それから中2になり、少しずつ先輩からの無視攻撃は落ち着いたものの、一度出来てしまった傷はもう一生消えることはないのでしょう。

中学の頃は目が悪くても、眼鏡をかけていなかったのですが。。。
常に視界にもやがかかっているような感覚で日々を過ごしていました。
そのせいでしょうか?
廊下ですれ違う人を見て、皆が自分をあざ笑っているのかと錯覚する。
こっちを見て何か言っている人が、自分の悪口を言っているのではないかと恐怖する。

私はいつの間にか、臆病になっていました。
『皆、自分を嫌っている。』
そう思うまでにはそう時間はかかりませんでした。

それでも。
中2、3年のクラスは今となってはとても好きなクラスです。
その時に出会った友達(そこで親友の一人に出会いました)や担任の先生、皆良い奴だったと思います。

それで私は少し変わりました。
今でも初対面の人と知り合うときは「この人、きっと私の事嫌いだろう」という気持ちで一杯になりますよ。
でも、親友と出会い、初めて信頼できる人に出会った事で居場所が出来たと感じたのかもしれません。
言いたい事をズバズバ言えるようになり、キレやすくもなりました。
怒りを表に出す事も出来るようになりました。
今までは全てが消極的でした。
だから、少しずつ明るくなれている自分が嬉しかった。

そして高校生活。
灰色でした。
毎日が苦痛で、何で生きているのかという疑問が浮かんでは答えのでないまま消えていくような。
特に高校2、3年のクラスは本当に苦痛の塊だった。

真面目グループ(と思われている)に属し、そしてクラスに順位というものがあるならば・・きっと私はあのクラスで一番下だったと思う。
それほどに皆から無言の重圧を受け、見下され、自分の居場所が見つけられない日々でした。

友達(そこで第二の親友と出会う)の前では平気なんです。
素の自分、馬鹿な自分を見せられる。その頃には結構話せるようになっていたし、友達の輪の中にいる間は窮屈じゃなかった。
でも、クラスの輪にはいつだって入れなかった。
入りたくもなかったけど、同い年の男や女が恐くてたまらない。
また、マイナス思考が復活し始めたのもその頃です。

中3の頃から高校の間は、親が離婚したり、色々な問題を抱えている時でした。
だからいくら頑張っても根本から明るくふるまうことなど出来ませんでした。

まあ案の定、高校卒業まで色恋沙汰には無縁でした。
(まあ一度だけ電車通学中に男の子に声を掛けられたくらいですか?)
見た目がやっぱりおとなしそう、真面目そうにしか見えない自分は(高校時代は髪を染めないで貫き通したんですよ!)中身を知られる前にそういう「レッテル」を貼られてしまうのかなと諦めてはいたのですが。

(とりあえず長いので一旦区切ります)