No-music.No-life

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ZOO/SO-far そ・ふぁー

第三弾。

お次は、『SO-far そ・ふぁー』

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居間のソファで両親の間に座ってすごす団欒のひとときが、ぼくの幸せだった。
でも、いつの間にか奇妙なずれが・・・。
父は、母が死んだと思い込み、母は父が死んだと信じ、それぞれに見えているのは、ぼくだけになっていた。
ぼくだけでつながっていた3人の世界だったが、やがてその世界が離れはじめ・・・。

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出演:神木龍之介/鈴木杏樹/杉本哲太

監督:小宮雅哲

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恐いというより、奇妙な話。

映画の「インストール」にも出演していた、神木龍之介君が可愛すぎます。
(ってそこ関係ない)

可愛いだけじゃなく、演技も大したものです。

両親の間で揺れる子供心を巧みに表現しています。

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「僕の中で、何かが弾けた」

両親が車で出かけたときに、事故が起こった。

それからだ。
父と母の間に微妙なずれが表れ始める。

父には、母が見えない。
母には、父が見えない。

その両親を繋ぐのは、僕だけだった。

僕には、お互いの姿が見える。
声も聞こえる。

だけど、両親にはお互いの姿が見えない。

父の言葉を聞き、母に伝え
母の言葉を聞き、父に伝える。

そんなやりとりを続ける毎日。

それがいつしか微妙に噛み合わなくなってくる。

同時に父と母の姿を見ることが出来ていたものが、いつしか片方の姿しか見る事が出来なくなってしまう。

そして最終的に、僕は母の世界に生きることに決める。

・・・数日後、

事実が明らかになるのだが・・・!

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まんまとやられました。

意表をつかれるにも程があります。
全然考えてもいないラストでした。

しかし・・・・

DVDの解説ブックレットを読んでしまい、結末が書かれていたので分かっていた。。
悔しすぎる。

全然知らない状態で見たら、もっと新鮮だったのではなかろうか。

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親からの影響力って、凄いですよね。
そんな気持ちになった作品でした。

やっぱり、恐いというより、奇妙!