女子高生と小学生が風俗チャットでひと儲け。押入れのコンピューターからふたりが覗いた"オトナの世界"とは!?最年少・17歳、第38回文芸賞受賞作。
祝・文庫化
ということで。
「蹴りたい背中」の綿矢りささんの作品です。
最年少で文藝賞受賞、というのを何かで見て「ええ!同い年?!どうなの綿矢りさって?」と思いつつずっと気になっていた本だったのです。
書店で探してみると、あるある。
しかも、そんなに厚くないし。
というわけで読んでみると・・
女子高生が学校も行かずに人んちの押し入れで風俗チャット?!
いかがわしい!と思いつつ・・・
面白いんだな、これが。
綿矢りさの書く主人公って、変わり者が多いけれど妙に冷めてる感じ?というか、語り口調が淡々としてるから、何か納得出来てしまうというか。
ページをめくる度次が気になって読んでるうちに、もう終わり?というような。
とにかく、読みやすいんですよね。
このたび、ようやく文庫化したようなので、気になっていた人はぜひ読んでみて欲しいです。
更に、文庫版には書き下ろしの新作(短編)がさりげなく収録されているそう。
この話は読みたいけど・・・ううう・・図書館で借りて読むとしよう。
文庫じゃないのは持っているからな。