目が覚めたら、泣いていた。
夢に、あの人が出てきたのだ。
好きだった人の事を打ち明け、さあ今から1歩前に踏み出そうか、と心に決めたときのことだった。
夢の中では、自分自身は、既に未来を分かっているという設定だった。
そう、だから。。。私達が上手くいかないことも、これからお互い好きになっていって、沢山の思い出が出来ることも。
あの人が、目の前にいる。
何気ない仕草や、食べ物の好みや、会話。
夢の中では、初対面だったのに、私は知っている。
破滅を迎える運命を。
夢の中でも、感極まって涙をこらえきれなくなっていた。
「あ・・やばい」
と思った時、早朝。
目が覚めて、涙が溢れていた。
それでも、今、大切にしたい想いがあって。
大切にしてくれる人がいて。
前に踏み出したい。
そう思って涙をぬぐって・・・
二度寝。
そして、舞台は変わり・・・
再びあの人が夢に出てきた。
突然、お互いがお互いに気付いたという場面。
私は鼓動がとてつもなく早くなって
そしてどうしていいか分からず動揺するのだけど、目だけはあの人を追ってしまう。
あの人は気付いて、今までのこと、何もなかったかのように話しかけてきた。
そして、目覚める。
10時少し前だった。
寝すぎた。
夢のせいで、ちょっとダルイ。