No-music.No-life

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旅猫リポート

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さあ、行こう。これは僕らの最後の旅だ。一人と一匹が見る美しい景色、出会う懐かしい人々。心にしみるロードノベル。


有川浩さんの本です。
 
タイトルから、てっきりエッセイ本だと思い読みたいリストから外していたら、小説と聞いて慌てて予約。
相変わらず大人気の有川さん、半年くらい待ったような・・・。
 
うーん、なんだろう。
猫を語り手にした小説は多数あるけれど、ここまでこの猫(というか、語り口?)に好意を抱けなかったのは初めてかも。
 
ある事情から愛猫を手放すことになった青年が、過去につながりのあった友人たちのところへ旅しながら、猫の譲り手を探す話。
 
ある程度読むと、青年の事情もきっとこういうことだろう・・・という予測は安易に立ってしまうのですが、うーん、皆が泣いた、よかった!と絶賛するほど、私には入り込めず。
 
特に猫好きではないのですが、ここまでのめり込めなかったのは、私の心が乾いているからなのか・・・。
 
ただ、ラストの猫と青年の別れのシーンは結構じんときてしまいました。
(3.5点)