わたくし、煙草が大嫌いでございます。
若気の至りで試しに吸った事も一度もないし、吸いたいとも思いません。
物ごころついた時には、昔は喫煙者だったらしい父親も煙草を辞めていたので、周囲に煙草を吸う人間がいなかったせいもあるでしょう。
高校時代、同じクラスの男子やら女子やらが、トイレで煙草を吸って先生に見つかり停学をくらったりしていたような学校だったのですが・・・・・・
クラスメイトの野球部の男子（！）が、休み時間に煙草を吸って、堂々と煙草の残り香を制服やらに残しながら教室に戻ってきていたのを横目に見ながら、「高校球児が！」と悲観に暮れていた事は昔の話。
今考えてみれば、煙草の臭いって簡単に消えるものではないから、先生も気付いていたんじゃないかな、とは思います。
ただ当時はそこまで毛嫌いする程嫌いではなかった気がするんですよね。
はっきりと嫌いになったのはいつだったのか。
18歳の時に初めて彼氏が出来た時、彼氏が煙草を吸う人でした。
「煙草吸っても平気？」
「・・・うん（本当はちょっと苦手だけど）」
と肯定してしまうくらいには、嫌いではなかったはずなのです。
だって今は彼氏に自分といる時は絶対煙草吸わせないもんね！そしてはっきり「煙草が大嫌い」宣言してますし(笑)
で、振り返ってみるとやはり私が煙草を嫌いになったのは、新卒で入社した会社の環境にあったと思います。
堂々と禁煙と掲げておきながら、その横で煙草を吸う社長。
その煙草の吸い方が金持ちらしい嫌味な吸い方で、本当に煙草の先っちょまでしか吸わない、みたいな。しかもそういう吸い方で数本吸うもんだから、何だか嫌な印象があって。
そして直属の上司（辞める前の年まで、入社からずっと同じ部署だった腐れ縁）！
禁煙どころか分煙もままならぬ、自分たちが仕事をしているすぐ横で豪快に煙草を吸われて、とにかく事務所(オフィスとかいう代物ではなかった）がヤニで黄ばむ、煙草臭くなる、自分の髪や制服に臭いが付く・・・と散々な被害を受けたのでした。
その上司はヘビースモーカーで、しかもセブンスターのあのめっちゃキツイ匂いをね、振りまきながら、視界が真っ白になるくらい煙を吐き出す訳です。
そしてその会社は男性の喫煙者率が90％というレベルだったので（吸わない人間もいつの間にかストレスに負けて吸い始めているという！）、休憩室は常に煙草の煙で濁っており、壁や天井・その他備品に至るまでが黄色いヤニに覆われているという最悪な環境にいたのです。
仕事が終わり、マイカーに乗り込むと染みついている煙草の匂い。
いつしか私は、煙草が大嫌いになっていました。
転職をし、今や分煙が当たり前になりましたよね。
それでも、煙草嫌いが高じてなのか・・・・煙草を吸った後の残り香にも異常に敏感になりました。
あの何とも言えないヤニ臭さ。
そして煙草を吸いまくっている人の特有の、服に染み着いたむせそうになるようなあの匂い。
特に、電車でたまたま隣り合わせた人からそういう匂いがしてくると、頭が痛くなってくるくらい辛いのです。
首都圏のJR全面禁煙が決まっても、私の地元の駅はそのエリアから漏れていたのですが、つい数ヶ月前に全面禁煙になったのです。
喜ばしいことと思いきや、ホームで吸えないならと駅から出た途端に歩き煙草をするおっさん、自転車に乗りながら煙草を吸うおっさん・・・・・・とにかく、逆にマナーが悪くなっている気がしてなりません。
特に前までは駅まで徒歩で通っていたのですが、毎朝歩き煙草をしながら歩いているサラリーマンのおっさんがいたのですが、私がそのおっさんより遅い時間に出ているせいで、丁度おっさんの煙草の煙が後ろにいる私の鼻先にまでやってくるのでした。
それがとにかく不快で！
しかも最終的に排水溝に煙草の吸殻を毎日捨てる。
歩き煙草の時点でNGなのに、吸殻捨てちゃうのね、みたいな。
あ、なんかこの話題は前にも日記に書いたような気がしますけれども。
今日もチャリに乗りながら煙草を吸っているおっさんの煙草の煙が鼻先に届いて、文句を言ってやりたいくらい頭にきました。
何だろうなあ、何でこんなに煙草が嫌いなんだろう？
煙草っていうのは、個人の楽しみなんだろうと思うのですが、とにかく周囲に影響を及ぼし過ぎですよね。
別に何の被害もなければ文句は言わないのですが、吸殻をそのへんに捨てればごみになるし、いくら分煙されていたとしても、煙草の煙は漂ってきて、とにかく臭い。
食べ物を食べている時なんか、最悪です。
ヤニはつくし、吸わない人にまで体に悪影響を与えるし。
特に最近気付いたのですが、せめて知っている人（友人・知人）の煙草だったら、多少は我慢できるんです。
ただ、全くの他人の煙草だけは許せない。
この煙草嫌い、何とかならないものでしょうか。
そんな訳で、個人的には煙草増税は断然賛成派な私です。
読んでいただいたあなたは、煙草についてどう思いますか？
