9月22日（火）立山黒部アルペンルートへの旅 ～ぐだぐだ旅行記～

わたくし、恥ずかしながら、日本海側に行ったことがない人でした。

以前からずっと気になっていた、アルペンルートに行ってみたくて、無計画にも関わらず「アルペンルートに行きたい！」と言った事から、このぐだぐだな旅が始まりました。

兄が連休中に帰省するため、何処かに連れていってくれることは決まっていたのです。
特に行きたいという場所がなかったため、可能ならば富山！と言った私の意見はすんなりとは行きませんでしたが、結局通ったのでした。

しかし富山と言えば、日本海側です。
先日行った岐阜よりも向こう。

はっきり言って、日帰りで行く場所ではありませんでした・・・。

4時半起床。
5時に茨城の自宅を出発しました。

シルバーウイークの真っただ中ということもあり、余裕を持って家を出た訳です。
兄が渋滞しなそうな道を選んで高速に乗った事もあって、最初から最後まで渋滞には巻き込まれなかったのですが・・・

それでも富山は遠かった

途中途中、サービスエリアに寄りまくっていたせいもあるのですが、５時に出てアルペンルートに着いたのは11時半頃でした。

今回の裏目的は、「新潟限定加トちゃん」をゲットするという事だったので、新潟近辺に入った時点で逐一SAに寄った訳ですが・・・
結局帰りも新潟回りで帰って寄ったものの、ゲット出来ず。

最近は色々なご当地キャラクターものが出てきているせいか、加トちゃんが置いている所がとても少ない。。

それだけが無念でした。

まあ話は逸れましたが、新潟に入ると、日本海が見えてきました。
初めて見ましたが、演歌の舞台であり、サスペンスドラマの断崖絶壁と日本海と船越英一郎というような、圧倒的な存在感がありましたね。
遠くから撮影したので、こんなんなりましたが。

関東の天気も良くはなかったのですが、富山に入った瞬間に雨が降ってくるって何だろう。
前回の旅行も、そういえば以前に旅行に出かけた時も、雨が降っていた。。。

雨女疑惑が浮上しておりますよ。

---

富山に入り、立山のアルペンルートへと向かいます。

しかし流石シルバーウイークです。
駅周辺の駐車場は何処も満車。

仕方がないので、少し歩いた河原のある空き地（私有地？）に停めている車に便乗して駐車させていただきました。

その近くを流れる川の水がまた、とても綺麗！

立山駅から、高原バスやケーブルカーで移動する訳ですが、私は単純に「黒部ダム」を見るつもりで来た訳です。

前日に図書館でまっぷるを借りてきたものの、ろくずっぽう調べてこないで来た訳です。

そして案内板に記載されたいたのは・・・・・・

立山駅→黒部ダム　往復￥10,490也

はい？
何かの冗談でしょうか？

先日、１泊２日で2万円以下で旅行に行ったのですが、何か？

そういえば、前日にパラパラと見たまっぷるに、そんな金額が書いてあったような、なかったような。

いや、すいません。
今日はお金を使わないつもりで来たので、7千円くらいしか持ってこなかったんですが？

動揺する私達。

そして人でごった返す駅構内。

「地獄谷に行こう。黒部ダムは無理だ」

という結論に至り、ようやく決意を固めたものの、地獄谷がある室堂という駅に行くまでも、往復￥4,190かかるのでした。

有り金の大半が飛んで行きましたが、ここまで来ていかないのもどうかと。

今までの節約が嘘のように、一気に運賃で飛んで行ったお金でございました。

地元から往復￥2,400くらいで都内に行けるのですが、人生とはこういうものなのかと悟った２５の昼でした。

にしても、高くない？！
ローカル線って、こういうものなんですかね。
JRが高いなんて文句を言っていた事が嘘のようですよ・・・

---

人混みにまぎれながら、ケーブルカーに乗ります。
今日はとても混んでいたのですが、ケーブルカーには３０分程待って乗る事が出来ました。

ケーブルカーに乗ったのは、いつ以来だろう。
地元の筑波山で乗ったのが最後だったかな。

かなりゆっくりとしたペースで急こう配を７分かけて登っていきます。
高低差487ｍ。
客車の下に貨車を連結して運行されているケーブルカーは、全国でもこのケーブルカーだけなんだそう。
貨車に乗客の大荷物を載せる事が出来るらしく、無造作に荷物が置かれてました（笑）

そして、美女平駅へ到着。
そこから、立山高原バスで５０分かけて室堂へと向かいます。

所要時間、全部で１時間程。

ちなみに、黒部ダムまで行こうとした場合、2時間弱かかるそう。

しかし、今回はバスも臨時増発されていたし、待つこともあまりなかったけれど、普段だったら6～8時間の余裕を持ってください、と注意書きがパンフレットに書かれていました。。。

バスの中から、既に紅葉が始まった木々の美しい様を見る事が出来ました。
赤、黄色、緑と鮮やかに染まった色合いがとても綺麗だったのですが、動いているバスの中から撮ると、全然色が出てませんよね。
あの美しい風景を写真に残せなかった事がとても残念！

そして、山頂に近付くにつれて、怪しくなっていく雲行き。
あ、雨が・・・

ようやっと室堂まで到着したのですが、寒いし雨が降っているではないですか・・・！
気温６℃。

そして、あり得ないくらいにごった返す人、人、人！

それでも地獄谷まで行こうとし、地元の山に詳しい説明をする人みたいな人に兄が聞くと、「今日は雨も降ってるし、視界も悪いし、その格好じゃあ（と、私や兄の格好をなめつけるように見て）無理ですね」
と一喝されました。

徒歩で１０分程度という場所まで行こうと思い、外に出ると、雨でじっとりと濡れ、なるほどこれは絶対無理だと悟った私達だったのでした。

この地獄谷に行ければ、血の池地獄とかガス地獄を見る事が出来たのですが、以前行った青森の恐山に続き、またしても見る事が出来なかったのでした。

結局トイレに行って、そのままバスに乗り込み帰る事に。
一体何をしに来たのでしょう。

帰りのバスではうとうとしながら、途中の美女平で少し写真を撮り（こっちはそこまで霧が出ていなかったのですが、曇っているのであまり景色がよくなかったです）、満員のケーブルカーに乗って下山しました。

それから、15時半くらいに立山を出たのですが、帰宅は11時過ぎです。

途中何度も高速のSAに寄って探しても加トちゃんはなく、半日以上運転しっぱなしの兄は「疲れた」と疲労を隠しきれず、寝不足の母は機嫌が悪く、私も死んでました。

教訓。

「アルペンルートは、日帰りでは行くな！」

富山は遠いです。

でも今度こそ黒部ダムみたいわ！
けど、ツアーで行こうと思います。交通費の出費が痛い旅行でした。

兄さん、長時間の運転ありがとう・・・GJ（グッジョブ）でした。。

兄は今日、疲れた顔で帰っていきましたよ。

帰ってシャワーを浴びて、即眠りましたけど、疲れが取れないですね。
体がだるいのは、試験的に一日１錠にされたメルカゾールが足りていないせいなのでしょうか。

バセドウのダルさなのかな。
言われて見れば、以前に比べて体が重いんです。

太っただけ？
旅行で疲れただけ？

予定を入れ過ぎただけ？

明日明後日の仕事、だるいなあ。