昔からそうだ。
私はよく、道端に落ちているガムを踏んでしまう人間である。
高校の頃なんて、何度ガムを踏んでしまった事だろう。
思い起こせばいくつかの場面が浮かんできてしまうあたり、頻度は相当高いと思われる。
思い起こせばいくつかの場面が浮かんできてしまうあたり、頻度は相当高いと思われる。
道端だけではなく、電車の中に捨てる輩がいて、何故だかちょうど座った位置にガムが捨てられており、運悪く踏んでしまう事もしばしばあった。
誰かに見られると恥ずかしく、またとても腹立たしい。
しかしその怒りを発散させるべき場所が分からない。
しかしその怒りを発散させるべき場所が分からない。
こっそりと靴底を地面になすりつけ、必死でガムを取ってみたりするのだ。
今日も、ガムを踏んでしまった。
しかし、普通に踏んだわけではない。
私は近くのスーパーなどに買い物に行く時には、大方チャリを漕いでいくのだが、図書館で本を借りた帰り道の事であった。
いつも気になっていた、小路を今日は通ってみることにしたのだ。
すると、いつも遠回りしていたルートよりも、大分近道ができる事が分かりほくほくした気持ちで帰りもその道を通っていた。
道端に、何か白いものが落ちているのが見えた。
しかしこちとらチャリを漕いでいるし、視力も悪いのでよく見えない。
しかしこちとらチャリを漕いでいるし、視力も悪いのでよく見えない。
気にしないでその上をチャリで通って数秒後の事だった。
何とも言えない不協和音が響き、私はあわてて自転車を降りて車輪を見た。
1度見た時は何があったのか分からず、気にせず再度自転車にまたがってペダルを漕ぎだした。
しかし・・・またしても物凄い音が響いているではないか!
慌てて自転車を降りてみると・・・・
慌てて自転車を降りてみると・・・・
白い物体は、なんとガムであったらしい。
車輪にへばりついたガムは広範囲にわたっており、車輪と自転車のパーツ(車輪の上にある部品みたいなやつ)の所にひっかかり、パーツにまでへばりついていた。
車輪にへばりついたガムは広範囲にわたっており、車輪と自転車のパーツ(車輪の上にある部品みたいなやつ)の所にひっかかり、パーツにまでへばりついていた。
くそー!
ありえん!
ありえん!
怒りに震えながら、とりあえあず帰宅する。
その間、不協和音は私と一緒についてきた。
その間、不協和音は私と一緒についてきた。
家に到着し、靴でガムを取ってみようと試みる。
最悪な事に、靴にまでガムがつきやがる。
吐きたてなのか、やけに伸びやがるガム。
吐きたてなのか、やけに伸びやがるガム。
キィィィィィー!とハンカチを口で噛むような悔しさに襲われたが、靴に付いたガムを取った。
ティッシュで何とか取ろうと試みるが、あまりにもガムの吸引力がすごく、ティッシュまでもが自転車についてしまい、更に汚くなっていやがる。
ティッシュで何とか取ろうと試みるが、あまりにもガムの吸引力がすごく、ティッシュまでもが自転車についてしまい、更に汚くなっていやがる。
仕方がないので、水を持ってきてしめらせて取る作戦を考えた。
しかし・・・大して落ちない。
結局元通りの状態には戻らず、かなり汚いままである。
自転車も決して高いものではない(●ップバリュで1万円)。
しかし、誰かの心ないマナー違反のために、どうしてこんな不快な思いをしなければならないのか。
しかし、誰かの心ないマナー違反のために、どうしてこんな不快な思いをしなければならないのか。
さらに最悪な事に、手に付いたガムからガム特有の匂いがしていたことだ。
しかも絶対「●ブリシャス」とかそういう系なんだから!!
しかも絶対「●ブリシャス」とかそういう系なんだから!!
せっかくの休日が大変不快な思いで一杯になったのだった。
ああもう、ガム踏んだら今度はお金を拾うとかだったら大歓迎だけどね。
それはあり得ないな。
それはあり得ないな。