「こうしてると、まるで家族みたいですよね」
“詐欺”を生業としている、したたかな中年2人組。ある日突然、彼らの生活に1人の少女が舞い込んだ。戸惑う2人。やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった。失くしてしまったものを取り戻すため、そして自らの過去と訣別するため、彼らが企てた大計画とは!?
“詐欺”を生業としている、したたかな中年2人組。ある日突然、彼らの生活に1人の少女が舞い込んだ。戸惑う2人。やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった。失くしてしまったものを取り戻すため、そして自らの過去と訣別するため、彼らが企てた大計画とは!?
日本推理作家協会賞【長編及び連作短編集部門】受賞
道尾秀介さんの本です。
予約していたのですが、ようやくやって参りました。
そして、読み終えて本当に「参りました」。
ああ、もう本当にこの人は・・・・。大好きです!!
今回は、ミステリの色合いがとても強い作品だと思います。
暗い過去を背負った二人の男。
そしてひょんなことから出会った一人の少女と、その少女の連れと共に同居することになった。
暗い過去を背負った二人の男。
そしてひょんなことから出会った一人の少女と、その少女の連れと共に同居することになった。
闇金業者への復習と、過去との決別のために彼らが考えた報復とは-ある芝居を打ち、相手を騙すことだった--
道尾さんは、どんでん返しにつぐどんでん返し。
物語のどんな些細な表現だって見逃してはいけません。
そう、結末はどう転ぶかなんてわからないのですから。
そう、結末はどう転ぶかなんてわからないのですから。
読み応えのある長編でした。
とりあえずこの作品で、道尾作品は残すところあと1冊になってしまいましたね。
あーだけど、この騙された!と感じる感覚が快感です。
あーだけど、この騙された!と感じる感覚が快感です。
すごすぎる作家さんです。
大好きだー!
大好きだー!