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守護天使

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【日本ラブストーリー大賞大賞(第2回)】チビ、デブ、ハゲ…中年オヤジ・須賀啓一、50才は、通勤電車でみかけた美しい女子高生に初恋をした。女子高生が拉致され、美少女を陰ながら見守る「守護天使」になることを誓った啓一は、救出に向かう。爆笑ラブストーリー。




上村佑さんの本です。

先日観た映画守護天使の原作でございます。

一言で言ってしまうと・・・「これは果たしてラブストーリーなんだろうか。そして、大賞を受賞するほどの作品だったのだろうか・・・」という、全然一言で語れてない感想が出てきてしまうようなものだったと、私は思ってしまいました。


むしろ、映画の方が良かったとさえ思うのです。
さすがあの「キサラギ」の監督ですから、構成もスピード感も、何より配役も素晴らしかったと思います。

映画はむしろ、笑いを取るというよりは、むしろじんとしてしまうような作品だったのですが・・・原作は笑いを取っている感じでしょうか。

スピード感はあったと思うし、題材は悪くないんですが。。。

文章力が・・・最初のころは良いんですよ。
余白も少ないし、読みやすかったので。

だけど、後半に近づくにつれて、なぜかどんどん余白が増えていくし、章が異様に短くなり、視点がころころと変わるから・・・だんだん読みにくくなっていく感じが嫌でした。


多分、原作を先に読んでいたら映画は観なかったかもしれません。
もしこの作品が気になる人は、映画から先に観ることをお勧めします。

原作とちょっとだけ設定が変えられているけれど、映画の出来はなかなかだったと思うので。


ある意味でありきたりな作品。
あまり心に残るものではなかったです。

期待していただけに、ちょっと残念でした。