私は何故か、人との関係に境界線を引きたがる所がある。
例えば友達なら。
あの子は、親友。あの子は友達の中でも気軽に話せる友達。あの子は、あまり連絡を取らないけれどそれなりに話す友達だとか。
私の中で、「友達」に位置づけられている友人には、気軽に「遊ぼうよ」と言う言葉は言えても、実際にいつなら空いているからその日に会おうと、何故か言えない。
「親友」の位置づけにいる子であれば、割と気軽に自分の都合で「○曜日が空いてるから、会わない?」と言えるのに、だ。
「友達」はやっぱり私の中で距離があって、でもそれは多分自分の中で勝手に線引きをしているだけなんだとは思う。
実際、誘って断られることもあるにはあるが、ちゃんと会ってくれるわけだから――何も気を遣う必要はないのだと頭ではわかっている。
だけど、どうしても気軽に誘うことが出来ない。
という訳でいつも一人で買い物や映画に行ったりという週末を過ごしてしまう。
何故か。
一人は楽だ。
そして、断られるという辛さを味わわなくても良いわけだからだ。
そして、断られるという辛さを味わわなくても良いわけだからだ。
私は勝手に「○日は誰と会う」と決めると、相手の都合も気にせずその日はもうその約束になる、と思い込むところがある。
そんなときに断られると、かなりへこんでしまう。
そういう事を考えると、やっぱり一人でぶらりと買い物に出かけるのは、時間も気にしなくて良いし、何より楽なのである。
一番気軽に誘える「親友」と、ある意味で絶縁状態にある今、そして「親友」クラスの位置づけでいる友人達とことごとく距離を置いている状態になっている今は、気軽に誘える友人が存在しない。
「忙しいかも」「彼氏と会う予定とかあるかもしれないし」「予定あるかもしれないし」
そう思うと、なんて私は孤独なのだろう・・・と思ってしまう。
気がついたら、気軽に誘えるような相手がいないことにはたと気付く。
しかし、気軽に会うことが出来ない「友達」の中でも、相談をすることが出来る相手はちゃんと存在する。
そして、ある一件についてその「友達」や最近話をするようになった会社の同僚の方が・・・
思った以上に親身になって憤ってくれたことに、私はとても感激した。
思った以上に親身になって憤ってくれたことに、私はとても感激した。
勝手に距離を置いているのは自分の方だけであって、多分相手はちゃんと歩み寄ってくれる人達なのだ。
だけど、どうしてかな。
踏み込むと、私はすぐに線引きをしたくなってしまうから。
踏み込むと、私はすぐに線引きをしたくなってしまうから。
仲良くなり過ぎると、すぐに嫉妬をしてしまう。
交友関係の広くない私は、昔からそうだった。
自分の中で必死に、時間をかけて仲良くなった友達とたった数時間足らずで打ち解けて友達になっていた別の友達をみたとき。
「俺ってなんやろー!」と思う。
私にとってかなりの労力と努力を要するような事を、一瞬で成し遂げてしまう人間が、確かに存在する。
「俺ってなんやろー!」と思う。
私にとってかなりの労力と努力を要するような事を、一瞬で成し遂げてしまう人間が、確かに存在する。
そして私は、自分以外の子と友達が仲良くしていると、苦しくなる。
独占したくなる、じゃないけど。
独占したくなる、じゃないけど。
広く浅く、じゃなくて、狭くても深い付き合いをしたいと思ってしまう私は・・・だから多分、大人数での集まりが苦手なのでしょう。
人に対して、踏み込むのって実はとても勇気が入ることなんだよな。
難しく考え過ぎなのかもしれないけれど、必要以上に仲良くしようとすると、すぐにぎくしゃくしてしまって。
難しく考え過ぎなのかもしれないけれど、必要以上に仲良くしようとすると、すぐにぎくしゃくしてしまって。
今日会社で、別の部署の人で多分挨拶程度にしか言葉を交わしたことがない人と、気軽に話している同僚の姿を見て、何とも言えない衝撃を受けた。
その方はやっぱり、「話しかけやすそう」な雰囲気を初対面でも感じたので、誰とでもすぐに打ち解けることが出来る人だ。
けれど割と一人でいても平気という、自分をしっかりと持った人で、色々な面で尊敬をしていたりするのだが、私は初対面で「とっつきにくそう」と思われるタイプなので、何だかそういう面では凄く損をしているような気分になった。
けれど割と一人でいても平気という、自分をしっかりと持った人で、色々な面で尊敬をしていたりするのだが、私は初対面で「とっつきにくそう」と思われるタイプなので、何だかそういう面では凄く損をしているような気分になった。
人の目を見て話せるようになるまでに時間がかかるし、緊張して最初はうまく話せない。
打ち解けてくると人の輪が少しずつ広がっていってはくれるのだが、その幅はとても狭い。
どうやったら変われるんだろう。
かなり関係ない話なのだが、帰りの電車に乗っているときに、ちらちらと人の顔を見てくる人がいた。
謎のおっさんだ。
謎のおっさんだ。
「顔に何かついてますか?」
と内心ムカついていたのだが、気のせいだと思う事にした。
すると、電車から降りたときに、別のちょっと地味男子風の若者?が、階段で抜き際に振り返って私の方を見たのが分かった。
「だから何?」
と思っていたが、いや絶対気のせいだ。自意識過剰だと思う事にした。
が、地元の電車を降りるときにも、会社員らしき人にやっぱりじろっと見られた。
地味な容姿でひっそりと生きているので、基本的に誰かにじっと見られる事はない人間のはずである。
地味な容姿でひっそりと生きているので、基本的に誰かにじっと見られる事はない人間のはずである。
しかし、アジア系外国人以外にこうやってじろじろ見られる事が数回続くと、一体何がそんなにおかしかったのかと不安になってきた。
もしかして、寝癖か?
伸びてきて癖がついているこのうざったい前髪か?
伸びてきて癖がついているこのうざったい前髪か?
っていうか、癖毛ですが、何か?
絶対可愛いとか思われて見られた訳じゃないんで(確実に)、何が原因だったのかと思うと色々考えてしまった。
何か変な匂いでも発していたかな。。。
音楽は大音量で聞いてないし、別に不審な動きもしてなかったんだけど。
音楽は大音量で聞いてないし、別に不審な動きもしてなかったんだけど。
ああでも、また縮毛矯正かけないとダメだな。
梅雨時期とか湿気で相当ヤバイし、何だかんだいっても容姿には気をつけて自分磨きをしたいしな(その意味があるのかは分からないけれど)。
梅雨時期とか湿気で相当ヤバイし、何だかんだいっても容姿には気をつけて自分磨きをしたいしな(その意味があるのかは分からないけれど)。
っていうか癖毛ウザイわ。
昨日さりげなく癖毛だったんだわ、と気付かされる事を言われた気がするので――ちょっと気になった今日の出来事。
今日から学校が始まったようで、朝の電車は混んでるし話し声がうるさいし、大学生らしき未来の明るい若者たちの嬌声を聞いていると、苛々を通り越してうらやましさすら感じてしまった。
春なのに、別に明るい明日なんて見えないからなあ。
何もかもがキラキラしていたあの頃は、もうとっくに過ぎ去ってしまったからね。