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恋のかけら

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ずっとひとりで生きてゆくしかないのだろうか(『ラテを飲みながら』)。失恋すると、胃が痛くなる。腕がしびれる。苦しい(『電車を乗り継いで大人になりました』)。まさか男を囲うとは思わなかった(『アンセクシー』)。同期の女がどんどん結婚退職するのを横目で見ながら、戦ってきたんだよ(『ちょっと変わった守護天使』)。足りないのは、あれだけ。キスとセックスだけ(『雪女のブレス』)。奥さんが死ぬまで、待て、と言うの?(『無人島』)。好きとか恋とかいう話ではなくて、ただ近付きたいと思った(『銀縁眼鏡と鳥の涙』)。どんなことでも、慣れれば普通になるもので(『粉』)。—8つの恋物語

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恋愛をテーマにした、アンソロジー小説。

唯川恵/ラテを飲みながら
山崎ナオコーラ/電車を乗り継いで大人になりました
アンセクシー/朝倉かすみ
山崎マキコ/ちょっと変わった守護天使
南綾子/雪女のブレス
小手鞠るい/無人豊島ミホ/銀縁メガネと鳥の涙
井上荒野/粉


勿論、豊島さん目当てですとも。
あとナオコーラさんもね。

うーん。
何ていうか、女性作家の恋愛アンソロジーって・・結構苦手かも。
というより、元々アンソロジー小説は苦手かも、と最近気付きました。

唯一良いと思ったのは、I LOVE YOUくらいのもので(男性作家でも好きな作家ばかりだったせいもある)。

今作も、比較的年齢層高め(30代~の女性なら共感するかも)という感じがしました。
買ってまでは読みたくないなというか。

豊島さんと小手鞠さんとナオコーラさん以外は、アンソロジーでは読んだことがあるか、初めて読んだかっていう偏りもありましたが、うーん。

豊島さんは主人公が高校生っていうのもあって、一番読みやすかったし、余韻が良かったと思います。
他は、山崎マキコさんの話と南綾子さんの話は結構良かったと思います。


でもなあ・・。
何となく非現実的っていうか。
実際今恋愛してないしなあという状況もあるけど、全然感情移入出来なくて参りました。

全体を通してみれば、読みやすいのは変わらないのですけれども。