友人から借りたきり(しかも夏!)未だ見ていなかったDVDを、ようやく今日少しずつ見ることにしました。
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「カザリとヨーコ」「SEVEN ROOMS」「SO-far そ・ふぁー」「陽だまりの詩」(アニメーション)「ZOO」
のそれぞれ別の監督が手がけた短編集。
今日は『カザリとヨーコ』です。
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ママがわたしを殺すとしたら、どんな方法で殺すのだろう?
一卵性の双子、カザリとヨーコ。
しかし、母はカザリだけを可愛がり、ヨーコには部屋も食べ物も与えてくれず、虐待を繰り返す毎日。
そんな境遇から抜け出そうとしている中、ある出来事がきっかけで事態は思わぬ方向に・・・
そんな境遇から抜け出そうとしている中、ある出来事がきっかけで事態は思わぬ方向に・・・
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監督:金田 龍
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人気者で明るくて強い・・そんなカザリを溺愛する母。
逆に、暗くて弱い・・そんなヨーコを虫けらのように扱う母。
逆に、暗くて弱い・・そんなヨーコを虫けらのように扱う母。
劇中に、「ママは私のことを自分が産んだ子供なんだから、生かすも殺すも自由だと言っていた・・」みたいな台詞があって、これを実際映像で見てしまうとかなり恐ろしくなりました。
ヨーコが、たまたま街に貼ってある「犬を探している」というポスターを見つける。
偶然見つけたその犬を届けたことをきっかけに、親しくなった飼い主に「人は変われるものよ」と言われ、優しくされて、ヨーコに心の拠り所が出来たんだと安心していたのも束の間のこと。
偶然見つけたその犬を届けたことをきっかけに、親しくなった飼い主に「人は変われるものよ」と言われ、優しくされて、ヨーコに心の拠り所が出来たんだと安心していたのも束の間のこと。
一方、母の部屋に勝手に入り、パソコンを駄目にしてしまったカザリをたまたま見てしまったヨーコ。
カザリはヨーコのせいにする事を思いつく。
カザリはヨーコのせいにする事を思いつく。
ママに殺される!
ヨーコは、危険を感じ急いで向かったあの人の家には「忌中」の文字。
あの人は亡くなってしまった・・・
あの人は亡くなってしまった・・・
「人は変われる・・・」
その言葉を思い浮かべ・・ヨーコはある提案を思いつく。
「今日一日だけ、私がカザリに、カザリがヨーコになるの」
ヨーコは言葉巧みに誘う。
「ママはもう知ってるよ、カザリがやったってこと。私が変わりにしかられてあげる。」
殴られたくないと、渋々承諾するカザリ。
そして・・・事態は思わぬ結末へ・・。
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お互いの服を交換し、髪を整えただけで完全にカザリになりきってしまうヨーコのしたたかさ。
そんなヨーコ(カザリになりきっている)に、母は全く気づいていない様子。
痣だらけのヨーコが、カザリになったら普通ばれるのでは?とか
(結末を見て)DNA鑑定したら絶対ばれるだろう?とか
(結末を見て)DNA鑑定したら絶対ばれるだろう?とか
気になる点はいくつかあったものの、かなり恐かったです。
中盤くらいで、何となく予測は出来たのですが・・
予測した結末なのに、背筋がぞくっとなりましたね。
めちゃめちゃ恐いんじゃなくて、何か後からじわじわとくるタイプというか。。
予測した結末なのに、背筋がぞくっとなりましたね。
めちゃめちゃ恐いんじゃなくて、何か後からじわじわとくるタイプというか。。
でも、虐待シーンとかって・・見ていても辛いですね。
原作の方も読んでみたいです。