No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

上手くいかない理由が知りたくて

不妊治療を再開しました。

 

今月で最後の30代の1年がやってきます。

30代のうちにやりたかったこと、なんだろうなあ。

あっという間の30代だったなあと思いながら、あーしいていうならば「妊娠・出産」かもしれないなあとぼんやりと思っておりました。

 

結婚して先月で4年。

3年子なしは去れと昔言われていたように、3年経っても子供ができない私は昔だったらとっくに離縁されていたのかしらなんて思いながら、子連れの母親を街中でみた時や、友達に2人目ができて子育て中なんてことを聞くと、もやもやとした気持ちを抱いていたのでした。

 

そんな中、学生時代の友人から久々に連絡があり、2人目不妊でずっと不妊治療をしてきた成果が実り、2人目を妊娠したとの知らせ。

私は人工受精まででうまくいかずに一旦終わりにした人なのですが、ずっともやもやしているんだよね・・と愚痴をこぼすと、そういう気持ちがあるのであれば、この年齢のうちに次のステップに進んだ方がいいと思うとアドバイスをもらいましてね・・・

 

保険適用にもなったことだし、この年齢で保険が適用される6回まで試してみる、と決めて治療をしたという友達の詳しい話を聞いたことと、「結局不妊の原因は妊娠して初めて分かる」という話が一番の理由かもしれません。

 

私が一番もやもやしていたのは、検査の結果、夫婦ともに特に異常はないのになぜか妊娠することができないという「原因不明」の不妊だったこと。

決定的にこれがダメだったからできなかった、という明確な理由がないからこそ、諦めたいけど諦められない中途半端な状態が嫌だったんですよね。。

 

不妊治療を再開した原因は、「不妊の原因を探りたい」ということが一番の理由。ここにきてもやっぱり治療は上手くいかないんだろうなと半分諦めている自分がいます。

 

今回は友達から詳しく話を聞いて、友達の友達が通っていたという近くのクリニックに変えました。

 

前のところは日祝が休みだったこともあり、土曜日の混み具合が半端じゃなかったことや、待ち時間の長さや予約の取りにくさが本当に酷かったので(友人曰く土日祝やっていないところなんてありえない!らしいです)、仕事をしながら通うのが本当に大変だったのと、結果がでなかったということもあり、変えることにしました。

 

そのため、卵管造影とかはやらなくて済んだものの、再び血液検査や諸々の同じ検査を受けることになったので、無駄にお金がかかったりもして、病院選びは考えないといけないなあとしみじみ。

 

今のところは予約が取りやすい、待ち時間が比較的短い、先生が目を見て話をしてくれる(感じが良い)、朝早くからやっているので在宅勤務と併用して平日でも通いやすいという利点があります(唯一受付の対応が微妙なところが残念だけど)。

 

12月末から通い始め、1月に風疹ワクチンを打ったので3月以降に移植することになります。

先日初めての採卵を経験。

 

友達は「チクーン、チクーン」っていうちょっと痛いなという感じ、と言っていたのですが、形容しがたい「変な感じとちょっと痛・・い?」みたいな個人的にはそんな感じでした。

 

保険適用範囲で基本的に治療するため、痛い注射はなくてクロミッドを飲んで自然周期で採卵を行いました。

一応一個は成熟した卵子が取れ、今回は受精卵を凍結するとのこと。

上手くいっているかはまだ分かりませんが・・・

 

この数ヶ月の治療で分かったことは、もしかすると精子の状態があまりよくないことが原因かも?ということ。

奇形率が基準に達していないようで、体外受精ではなく顕微受精の方がいいと今回は顕微受精を行うことになりました。

 

もしかして原因は私ではない?!と少しでも可能性を示されただけで、正直大分ほっとしている自分がいます。

 

一週間後、再来院。

無事受精し、胚凍結したとのこと。

グレードはBBでまずまず良好。

 

来月の次回周期で第一回目の移植に進みます。

 

<治療費の備忘録>

12月末~現在(一回目の採卵~移植・妊娠判定まで) トータル:207,950円

・初回検査(血液検査等)夫婦2人で48,740円(自費)

・精液検査(夫)5,500円(自費)

・各種検査/クロミッド処方 6,940円

・採卵前の投薬、血液検査等 6,090円

・採卵、顕微授精および各種投薬費用(私)31,720円

・顕微受精に伴う先進医療費(タイムラプス・IMSI)(自費) 44,000円

・受精卵胚培養管理料、胚凍結保存管理料、検査など 34,650円

・移植前 排卵前検査、血液検査等 4,370円

・移植前 状態確認、血液検査→思いの外あまり状態が変わってないとのことで自己注射が追加に…

10,660円

・移植日決定のための血液検査、診察 2,880円

・移植予定日当日の血液検査:1,550円 →着床の可能性が低い状態の悪さだったらしく、次回周期に持ち越しになりました・・・

・生理開始後の検査 4,520円 →少量の出血があり生理かと思っていくも、どうも生理中の状態ではない?様子。念のため採血すると生理中の数値と言っても差し支えないとのことで、来週再度検査することに。。いつも生理は遅れることなく順調に来ている人なので、今回かなり遅れているうえに謎の出血・・・一体いつ移植できるのか。

・生理開始後の再検査 3,480円 →その後、月曜に通常の経血量の生理が無事にきた。今回はフェマーラを服用することに。自然周期でいくらしい。

・移植日決定のための検査 3,500円 →卵胞が順調に育っているが、前回のように当日に移植不可になるのを回避するため、膣錠を処方される。今週土曜日に移植予定。

・移植前血液検査+移植+薬処方 42,420円 →ようやく移植できた。移植自体は10分足らずで終わり、採卵よりも楽だったなあという印象。痛みとかは特になかった。

一週間後に妊娠判定。一回で上手くいくとは思わないが果たして・・・

・妊娠判定 血液検査 930円 →結果はやはり「陰性」。自分は妊娠すらできない女なんだなと・・あと数回で上手くいくとはとても思えないが、2回目のステップへ進む。

 

去年は突発性難聴で大分耳鼻科に通っていたので当然のごとく10万超えしたため、医療費控除の申請をしました。ほんのちょっとしか戻ってこないですが。。

 

保険適用とは言え高額なことに変わりはないため、回数をここまでと定めて治療するのは賢明な判断かもしれません。

 

改めて妊娠することの奇跡や治療を通して、子供を授かることの偉大さや生命の神秘を実感した私でした。