No-music.No-life

ヤフーblogから移行しました。

電話恐怖症に悩まされる

兼ねてから通院しているところに確認したいことがずっとあった。

 

今回で通院が恐らく最後になるので、それまでには確認しなければ・・・と心に思いながら、ずっと先延ばしにしていたのは、「電話」で確認しなければいけなかったからである。

(確認事項は、その後電話してすぐに解決した)

 

私は電話が嫌いである。

嫌いというより苦手、いや、苦手よりも恐怖に近いかもしれない。

 

こういう人っているのだろうか。。

 

仕事柄、会社の電話は出なければいけないので「仕事だと割り切って」着信があれば電話には出るが(しかも新卒で入った会社で3コール以内に絶対出る!という教育を叩き込まれたので、反射的に取る)、メールで対応できることであれば、極力メールで済ませている。

それくらい、できれば電話をしたくないのである。

 

昔は携帯なんてものはなかったので、勿論家の電話が主になると思うのだが、小学生の頃くらいまでは、電話を受けるのも掛けるのにも特に抵抗はなかったように思う。

(昔なんて、「〇〇ちゃんいますか?」とか取り次いでもらわないと電話に出てもらえなかったりしたのにね)

それが、いつからだろう。。。思春期を迎える頃には電話が嫌なものに変わっていた気がする。

 

多分これがきっかけだろうと思うのは、中学生の時に銀行やらなにやら、支払い催促の電話がひっきりなしにかかってきていたこと。

当時、父親がこしらえた借金のせいなのだが、仕事で不在であったり居留守を使うために「お父さんはいますか?→いません」と言ってひたすら断らなければいけなかった。

当時は素直な人間だったので(今は見る影もない)、真面目に電話に出るから毎回同じことを繰り返すしかない。

しまいには電話がかかってくることすら恐怖に変わっていったと記憶している。

 

高校になり携帯電話を持つことになると、本当に仲の良い友達とは時折電話するが、メールという便利な機能が登場し、ますます電話をする機会は減っていった。

(バイトを休むのも電話しなければいけないから、それが嫌で、多少体調が悪くても休むことなく律儀に通っていた)

 

本格的に電話が苦手になったのは、多分社会人になってからだと思う。

新卒で入社した会社では、前述した3コール以内に電話に出なければいけない、という教育を叩き込まれ、新人の時は積極的に電話を取るというノルマをこなさなければいけなかったため、電話には出ていた。が、できれば電話をしたくない、という思いは常にあった。

また、「休む時は会社に電話しなければいけない=休めない」という強迫観念があり、もう社会人になって20年近くになるが、数えるほどしか休んだことがない。

(他に、遅延で遅刻すると電話しなければいけないから、早めに出社して回避しているということもある)

 

できれば電話はしたくない。。。それでも事務しかできる仕事がない。

仕事だからと気合で電話対応をしているが、電話を受ける時、また特にかける時はかなり入念に準備しないとかけることができない。

 

電話しなければいけない仕事がある、と考えているだけでとても憂鬱で、そのせいで明日会社行くの嫌だなあとまで思いながら次の日出社し、嫌なことだから午前中のうちに済ませる。

いつも自分が思っているよりもあっさりと電話は終わるが、何を話すか紙やPCのメモ帳に記載し、よし電話をしよう!と気合を入れないと電話がかけられない。

 

最近では仕事以外でも、例えば今回のように電話をして何かを確認する、とかお店に電話で予約する、とか、友人知人と電話で話す、というのすらまず「嫌だ!」と思ってしまうようになってきた。

 

特に顕著なのは、義理のお母様。普通に話をするし嫌という訳ではないのだが、メールが使えないので、何か用があると電話をしなければいけないのである。

受けるのはまだしも、かけなければいけないことが何度かあり、その度に心の中で気合を入れないとかけられない。。これは結構最近の悩み事だ。

 

実母とももっぱらLINEである(家族兄妹とも基本LINE。あまり電話する文化がない家)。

お店の予約も、ネット予約OKのところをなるたけ選ぶ。

何か問い合わせ事項があるときも、問い合わせフォームやメールで連絡ができるところには連絡する。

 

・・・というように、本当に電話が恐ろしくて仕方がない。

調べると電話恐怖症を直すには、とにかく沢山の電話に出るしかない、とか書いてあるのだけど、時に逆効果のような気もする。

 

前職で一時期コールセンター業務に就いていた時があったのだが、「電話に出なければ仕事がない」という職種だったため、毎日多い時では1日30~40件とか(少ない方かもだが)、気合を入れて仕事だと思って電話に出て仕事をしていた。

 

しかし1時間以上にも渡るクレームや人格否定、手一杯になるほどの猛烈な電話の数をこなしきれず、しかし真面目故に真面目に電話に出て対応しようとしてしまう性格がたたり、突発性難聴になり片耳が聞こえづらくなったことが記憶に新しい。

 

「電話嫌いは、コールセンターの仕事は絶対にしてはいけない」

 

その後、兼ねてから希望していた事務職への異動がかない通常の範囲の電話対応だけに変わったが、異動先の上司と反りが合わず1年程度で転職したという後日談。

 

話は戻るが、ここまで電話に恐怖を感じる人ってどれくらいいるのだろうか。

私は異常なのだろうか。。

 

携帯も、基本的に通話機能はほぼ使っていない。

知らない番号は絶対に出ない(番号を調べて勧誘とかだったらすぐさま着信拒否)。

メールで済ませられることはメールで済ます。

 

私の場合、お店の人に何かを聞くとか、知らない人に道を聞くとかだけではなく、他部署の人に仕事を頼む時とかですら、結構気合を入れて行っているところがあるので、最早対人恐怖症の域だけども。。

(これははっきり、中学の部活での先輩とのいざこざが引き金になっていると思うが、「人が怖い」「人の目が気になる」というのが人より強いと自覚)

 

在宅勤務になり、電話対応をしなくて良くなった分、対面では簡単に理解できるニュアンスや説明が伝わりにくい。

メール文だけでは相手の温度感も分からず、その人のメールの書き方の癖で酷く冷たく感じるなと思ったら、話してみるとそういう訳ではなかった、ということが結構ある。

 

人と会わなくて良くなる在宅は、私にとっては今や天国だが、電話も、人との交わりも更に苦手になっていくのではないかと最近思って恐怖を感じている。

転職もずっと迷っているが、面接が恐怖過ぎて一歩踏み出せないという困った状況である。

何か解決策はないものだろうか。。