映画が非常に良かったので、どうせならブルーレイの画質で、そして映像特典もあるコンプリートBOXで、と思い購入しました。
(13,000円+税という目ん玉飛び出るお値段ですが、早期予約で若干割引して買えましたが・・)
<本編ディスク>
●本編
●プロモーション映像集(予告編/TVCM/公開後PV)
<特典ディスク1>
●公開記念! 前夜祭イベント
●ライブ映像フル―バージョン ムービーエディション
『月曜日の朝、スカートを切られた』(全国ツアー2017 真っ白なものは汚したくなる)
『不協和音』(2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE)
『二人セゾン』(夏の全国アリーナツアー2018)
<特典ディスク2>
●メンバーインタビューロングバージョン
<特典ディスク3>
●「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」OUTTAKE
★仕様・封入特典★
三方背BOXケース仕様 / フォトブックレット封入 / ポストカード6枚組封入(全46種)
なかなか時間が取れなくて全部見るまでに時間がかかりましたが、先日特典ディスクを含めて全て見終えたので感想を。
今回全部見てこれを見ることができて良かったなと思ったのが、特典3のOUT TAKEでしょうか。
その理由は、映画本編だけを見るとどうしても時間の関係もあるのでしょうが、平手友梨奈に焦点をあてた「ドキュメンタリーof平手友梨奈」とも言える内容に終始しているかと思うのですが(映画としては非常に見ごたえもあるのでこれはこれで良いですが)、OUTTAKEでは、ちゃんと欅坂のメンバーにも焦点があてられていることが分かるところ。
映像としては、本編と変わらない編集で、脱退した今泉佑唯や長濱ねる、一時活動休止していた原田葵にもスポットがあたっています。
特に現櫻坂のメンバーでもある原田葵のシーンは、なぜ本編に入れてくれなかったの?と思うくらい印象的です。活動休止中の武道館公演を、涙を流しながら観客側で見ている原田葵。欅坂の活動の中で武道館公演に出られなかったことを悔しいと語る理由がよく分かります(メンバーロングインタビューでもその当時のことが語られているので要チェックです)。
また、本編ではカットされているシングル曲リリースの際の映像や、平手友梨奈がメンバー1人1人を抱きしめて声をかけるシーンが全て収められています。
(声が小さいので何を言っているのかは聞き取れないので、声をかけられたメンバーが驚いたり泣いたりしているのが印象的)
また、本編では不自然なほどに触れられていない2020/1の卒業・脱退・休止メンバーのことも、ちゃんと欅坂メンバーたちの前でその決定がスタッフから語られるシーンがあります。活動休止となる佐藤詩織が皆の前で語るところも切ないです。
また、改名発表を行ったオンラインライブ後のメンバーの姿もあり、(特に1期生と2期生の対比は興味深いです)OUTTAKEを全て見終えてようやく欅坂のドキュメンタリーなんだなと実感した気がしました。
メンバーインタビューロングバージョンは、全メンバーが入っている訳ではなく、あくまで本編でインタビューに登場したメンバーだけなのですが、小林由依や小池美波、尾関梨香、原田葵が印象に残りました。
他のメンバーとは思いが違うと本編でも言っていた小林由依は、平手友梨奈が不在の時にそれではライブができないと諦めてしまうメンバーに憤りながらも、孤軍奮闘してメンバーに発破をかけることができなかった、けれど人一倍努力を重ねてラストライブでは圧巻のセンターを魅せてくれましたよね。
また、9thシングル選抜に落ちた小池美波が、最初はその事実に打ちひしがれていたのに、悔しい、もっと自分だけの表現ができるようにならなければ!と奮闘した結果が、今の目を引くパフォーマンスに繋がっていると思うのです。
はっきり言って、私は欅坂のメンバーの名前と顔が一致しないどころか、ほとんど顔も名前も知りませんでした。
そんな中でこの映画を見て、この子の名前は誰で、この顔だ、と大分わかるようになりました(二期生と新二期生は怪しいけど)。
その中でもパフォーマンスで目を引くメンバーは行動にも言葉にもその理由が滲み出ていて、応援したくなります。
メンバーによってはスポットがあたらないことで腐っている(いった)子もいるのでしょうが、その思いを原動力に躍進している子も沢山いるなと感じます。
最初は「改名を受け入れられない」というところから始まって、1期生は割とすぐ前を向こうと意識を変えられている印象。それがOUTTAKEのライブ後の強い意志を感じる表情に表れていて、対照的に2期生は欅坂時代に表立った活動があまりできていないこともあって、なかなか受け入れられず涙を流している―
「10月のプールに飛び込んだ」のMV撮影で、2期生の森田ひかると藤吉夏鈴が踊るシーンは、櫻坂の今につながっているんだなあと強く感じました。
スタッフが平手友梨奈不在でも曲を発表する、と決めなかったことが本当に悔やまれるとても魅力的なシーンです。
映画だけ見ると、平手友梨奈の姿がとても印象的で感情移入してしまうのでそれも勿論良いのですが、この完全版でようやく「欅坂」のことを知ることができたような気がしました。
それにしても、てちのいる「避雷針」の格好良さは筆舌しがたい魅力です。
やっぱり過去のライブ盤も観たいなあと思うこの頃・・・
ラストライブの発売も決まりましたね。
2日目はリアルタイムで見ましたが、1日目が見られなかったので、完全生産限定盤(DVD)を予約してしまいましたよ・・・
やっぱり櫻坂はまだCDを買おうとかそういうレベルではしっくり来ていないのが正直なところなのですが、欅坂にはそういう魅力があるなあと再認識。
今後どれだけリリースがあるのか不明ですが、また何かリリースがあったら買ってしまうかもしれないです。
個人的にはMV集とか出てほしいんですけどね。
今iTunesが無料期間なので全部ダウンロードしちゃいましたよ。